シンガポール発★ 株体験アプリ大反響、日本市場も狙う

スマートフォン(スマホ)用の株取引体験アプリ「トレードヒーロー」が、公開10カ月にして利用者28万人を獲得した。現在は東南アジアが中心だが、英語圏や日本など成熟市場へのアプローチも狙う構えだ。アジアの経済情報を配信するNNAが伝えている。

「自らが個人投資家として3年前に大きな損失を出したことが開発のヒント」と、アプリを開発した「マイヒーロー」のディネシュ・バーティア創業者兼CEOは語る。「投資法を習得できるツール」に着目したことが利用者の高評価につながったようだ。
トレードヒーローは無料アプリだが、実際の株価と連動した疑似投資活動で、高いリターンを得た利用者の投資手法を有料会員に明かす点が特徴。これらの利用者は「ヒーロー」と呼ばれ、有料会員が支払う料金の半分を手にすることができる。このため、シミュレーションというゲーム感覚とはいえ「ヒーロー」たちは真剣に取引を行うという。
アプリは現在、アップルの基本ソフト「iOS」のみの対応で、「アップストア」ファイナンス部門の1位を75カ国・地域で獲得した実績を持つ。シンガポール、香港、オーストラリア、ニューヨーク、ロンドンなどの証券取引所22カ所での株取引シミュレーションが可能だ。来年初旬には、グーグルの「アンドロイド」版も完成する予定という。
新たに1000万㌦を調達して人員増強などに充てるほか、コストを低減できる開発センターの設立も検討している。
バーティアCEOは「来年にも日本市場への参入を真剣に検討したい。そのためには、日本語対応だけでなく、日本で使われる機能の追加などが必要になる」と意気込みを語っている。


「戦略的に日本市場は重要」と語るバーティアCEO(NNA撮影)

 

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