インド発★ 自動車の祭事商戦、「金」をプレゼント

「金貨進呈は、今年ならではのキャンペーン」―。祭事商戦まっただ中の10月、例年ならば書き入れ時だが、景気の停滞による消費者の節約志向を打開する起爆剤として「金の特典」が目玉となった。金輸入規制強化で高まる金需要をにらんだ特典だったという。アジアの経済情報を配信するNNAが伝えている。

購入者特典として「金貨」を付けた自動車最大手マルチ・スズキのグルガオンにある正規販売代理店では、1グラム、2グラム、5グラムの3種類の金貨を用意。購入者はスクラッチ式のくじでいずれかがもれなく当たる。対象は「アルト」「アルトK10」「エスティロ」「ワゴンR」の4車種。
フォードも金貨特典を展開している。小型ハッチバック「フィーゴ」を購入すれば、5グラムの金貨と8000ルピー(1ルピーは約1.6円)の値引き、または1万4000ルピーの値引きのどちらかを選べる。さらに、フロアマット(1950ルピー)と1年目の自動車保険料(1万2884~1万9354ルピー)を無料で付けた。
今年度の国内乗用車市場は、依然として冷え込みが続く。祭事商戦の手応えは、会計年度の折り返し地点を過ぎた10月以降の見通しにもなり得るため、インド自動車工業会も特典効果に期待を寄せた。

5グラムの金貨進呈をアピールするフォード(NNA撮影)

関連記事

続きを見る
ページ先頭へ