ハノイでアジア広告会議開く/
テーマは“Re-Engineer Advertising”/
電通の俣木相談役が初の「殿堂」に選ばれる

第28回アジア広告会議(AdAsia)が11月11~14日、ベトナム・ハノイのナショナル・コンベンション・センターで開かれた。テーマは、"Re-Engineer Advertising"(広告を再定義する)。アジアをはじめ13の国と地域から広告会社、広告主、メディア関係者ら500人が参集し、20を超える講演やパネルディスカッションなどが行われた。

 

同会議は、アジア広告協会連盟(AFAA)が2年に1度、アジアの各都市で開催している。

 

11日の前夜祭では、ベトナム広告協会のディン・クゥワン・グー会長、グエン・ティエン・ニャン副首相らが歓迎あいさつ、次回開催地・台湾の代表がプレゼンテーションを行った。アトラクションは、ベトナムの伝統芸能「水上人形劇」をモチーフにしたダンス、古典と前衛がミックスした歌や古典楽器を使った現代音楽などが披露された。

12日のオープニングセレモニーでは、伝統的なアオザイを着た女性グループによる太鼓の合図で、初のベトナム開催となるAdAsia2013が始まった。ベトナム広告協会グー会長による歓迎あいさつののち、プラディープ・グーハAFAA会長からは台風30号により甚大な被害があったフィリピンのために1分間の黙とうが捧げられた。

また、今回初めて制定された「ホール・オブ・フェイム」(殿堂)に電通の俣木盾夫相談役が選ばれ、AFAAから表彰された。長年にわたりアジアの広告産業を支援し、その発展に多大な貢献をしたことが評価された。

同日夜に同会場内で行われた「電通ナイト」には500人が参加。ベトナム広告協会のグー会長による乾杯に続いて、ステージでは歌や踊り、手作り楽器の演奏などのエンターテインメントが繰り広げられ、盛況裏に終了した。

日本から参加したD2Cの宝珠山卓志社長は「日本におけるモバイルマーケティングの知見と潮流」と題して講演した。

同氏は、第3世代携帯電話(3G)環境が普及しつつあるベトナムに向け、日本の3G環境で実現した成功事例を紹介。同国の今後のモバイルマーケティングのビジネス拡大の可能性についても言及した。また、「高速データ通信サービス『LTE』登場による通信速度の向上で、企業のマーケターはデバイス視点で考えるのではなく、今後はプラットフォーム別に考えるべきだ」と語った。

最後に、D2Cのスローガン「No wireless, No Marketing」を紹介し、「マーケティングは、ワイヤレス環境で稼働する各種モバイルを中心に、デジタルなしでは成立しない状況へとますます変化していく」と展望した。

関連記事

続きを見る
ページ先頭へ