第3回日経「星新一賞」表彰式開催
一般部門グランプリは佐藤実さんに

第3回日経「星新一賞」(主催=日本経済新聞社 特別協賛=IHI 協賛=JBCCホールディングス、東京エレクトロン、アマダホールディングス、日本精工)の表彰式が3月12日、東京・港区の国立新美術館で開かれた。同賞は、「ショートショートの神様」と呼ばれたSF作家・故星新一氏にちなみ、理系的発想力と創造力を問う文学賞として2013年に創設。

作品の課題は、一般部門が「あなたの理系的発想力を存分に発揮して読む人の心を刺激する物語を書いてください」、今回新設された学生部門が「30年後の未来を想像して物語を書いてください」、中学生以下のジュニア部門が「100年後の未来を創造して物語を書いてください」。応募は、一般部門に1449点、学生部門に349点、ジュニア部門に763点で合計2561点。プロ・アマ問わず人間以外の作品も受け付け、人工知能による作品も11点の応募があった。

一般部門グランプリには佐藤実さんの「ローンチ・フリー」、学生部門グランプリには松尾泰志さんの「2045年怪談」、ジュニア部門グランプリには新井清心さんの「無色の美しさ」が受賞した。

一般部門グランプリの「ローンチ・フリー」は、宇宙船の乗組員を目指し努力していたものの、宇宙エレベーターが実現したために人生の目標を失った元宇宙飛行士が主人公の物語。審査委員のSF作家・東野司氏は「最終選考には物語としての構成と理系的発想力を両立した作品が残った。中でも受賞作には見事なドラマがある。本当に宇宙が見えた」と評した。

 

受賞作品(敬称略)

<一般部門>
グランプリ(星新一賞)佐藤実「ローンチ・フリー」
準グランプリ(IHI賞)人鳥暖炉「その空白を複製で」
優秀賞(JBCCホールディングス賞)相川啓太「第37回日経星新一賞最終審査-あるいは、究極の小説の作り方-」
優秀賞(東京エレクトロン賞)佐原淘「プロテイナ」
優秀賞(アマダホールディングス賞)月立淳水「ビットフリップ」
優秀賞(日本精工賞)鈴木創「プラスチドα」

<学生部門>
グランプリ(星新一賞)松尾泰志「2045年怪談」
準グランプリ 石原計成「九月の旅人」
優秀賞 朝蔭あゆ「spares」

<ジュニア部門>
グランプリ(星新一賞)新井清心「無色の美しさ」
準グランプリ 神山帆高「イッシントウケイ」
優秀賞 黒沼花「虫食い」
優秀賞 日野千枝里「ロボットマグロ」
優秀賞 髙田彩未「心を持つ花」

 

詳細は同賞ウェブサイトでhttp://hoshiaward.nikkei.co.jp/

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