アドバタイジングウィークがやってくる! #04

今、話題のマイクロモーメントってなんですか?

  • Izawa
    伊澤 佑美
    株式会社電通パブリックリレーションズ コミュニケーションデザイン局 コンテンツ・ディストリビューション部 「週刊?! イザワの目」編集長
  • 池上 翔
    株式会社電通パブリックリレーションズ コミュニケーションデザイン局 コーポレートコミュニケーション戦略室

前回までのあらすじ

5月30日から4日間、日本でAdvertising Week(アドバタイジングウィーク/当連載での通称、アドウィ)が初開催されることを知ったイザワ。アドウィアジアの事務局長、笠松良彦さん(イグナイト代表)に続き、同イベントのスポンサーであるLINEの田端信太郎さんを直撃した。田端さんに、アドウィで今の時代における「広告」について再定義すべし! と激励されて発奮。次なるキーパーソンに会いに六本木にやってきた。

待ち合わせ@アドウィのメイン会場近く

池上くん:あ~、イザワ先輩、まだかな…。こう陽気がいいと、だんだん…。ZZZ…。

いつでもどこでも、寝るキャラになってきた池上くん。#春眠暁を覚えず

いつでもどこでも、寝るキャラになってきた池上くん。#春眠暁を覚えず

イザワ:池上くん、お待たせ! って、ちょっと、ちょっと、池上くん!! いーけーがーみーくーん!

イザワの春コーデはキャンディカラー。#おはよう #オレンジパンツ #せっかくのオレパンがあんまり見えない(怒)
イザワの春コーデはキャンディカラー。#おはよう #オレンジパンツ #せっかくのオレパンがあんまり見えない(怒)

池上くん:(…はっ!)あ、イザワ先輩、待ちくたびれましたよ。

イザワ:いや、今、絶対寝てたでしょ! これだから最近の若いのは…。

池上くん:その口癖が出るようになったら、イザワ先輩も…。

イザワ:なんだって!!(怒)

池上くん:まぁまぁ。さあ、ここはアドウィのメイン会場となる六本木の一角。今日のキーパーソンをさっそく突撃しちゃいましょう!

イザワ:あ、あの方では?

人柄がにじみ出る、優しい横顔のこの方は…。
人柄がにじみ出る、優しい横顔のこの方は…。

池上くん:あのー、ひょっとして石井哲さんですか?!

イザワ:(LINEに続き、ここにもオフィス入り口にキャラが!)そしてあれは、アンドロイドくん!

石井さん:はじめまして、こんにちは。はい、私がGoogleの石井哲です。そしてこちらはご存じ、アンドロイドのキャラクターです。今日はよろしくお願いいたします。

笑顔で登場したGoogle株式会社のビジネスマーケティング部 統括部長 石井哲さん。
笑顔で登場したGoogle株式会社のビジネスマーケティング部 統括部長 石井哲さん。

イザワ:こちらこそ、よろしくお願いいたします。さっそく、アドウィアジアについて聞かせてください!

Googleによる三つのアドウィイベント

石井さん:Googleは、ニューヨークで行われている本家・アドウィでも、ロンドンのアドウィヨーロッパでも、パートナー企業を務めているんです。各地の同僚から、アドウィは世界最大級の広告の祭典として広くメッセージを発信できる絶好の場と聞いていたので、今回日本で開催すると聞いて、ぜひに、と思い参加を決めました。

石井さんの所属するビジネスマーケティング部は、営業全体の援護射撃になるようなコミュニケーションやイベントなどを担当する部署だそう。
石井さんの所属するビジネスマーケティング部は、営業全体の援護射撃になるようなコミュニケーションやイベントなどを担当する部署だそう。

イザワ:すでにご協力いただいているんですね。勉強不足ですみません! 今まではどんなことをなさっていたのですか?

石井さん:海外のアドウィでは、キーノートスピーチとして、シニアバイスプレジデントがGoogleの社としての取り組みなどについて話したり、YouTubeの現在、ユーザーとブランドとプラットフォームの関係がどう進化するか、といった、大きな視点で話をすることが多いですね。

池上くん:なるほど。今回のアドウィアジアでもそのような講演がメインなのですか?

石井さん:今回は大きく三つの内容を予定しています。一つ目は、海外同様、キーノートスピーチで、アジア太平洋地域のビジネスサイドのトップである、バイスプレジデントのカリム・テムサマニ(Karim Temsamani)が登壇します。

池上くん:おぉ、聴きごたえがありそうですね。

石井さん:二つ目はセッションです。Googleのプラットフォームやテクノロジーを通して、どのようにして企業やブランドが、ユーザーとのエンゲージメント(共感・支持)を構築してきたか、ということに切り込みます。Googleを活用してもらっているビジネスパートナーの皆様、つまり、企業やブランドのご担当者をゲストスピーカーとしてお招きし、Googleのプラットフォームを活用することでマーケティング活動や広告活動が、どのように進化したのかを体験談として語っていただきます。

イザワ:事例を具体的にお聞きできるのは面白そうです!

池上くん:どんな企業やブランド担当者が登壇するかは、まだ秘密ですか?

石井さん:そうですね。今は明かせませんが、複数のセッションを予定しているので、ぜひご期待いただければと思います。

池上くん:残念! でも楽しみです!

石井さんにかわされてしまった池上くん。思わず、てへへ笑い。
石井さんにかわされてしまった池上くん。思わず、てへへ笑い。

イザワ:最後の三つ目はなんですか?

石井さん:Googleが提供するYouTubeをテーマにしたエンターテインメントを考えています。来場したお客さまがYouTubeの世界観を体感し、右脳的に楽しんでいただけるような内容になる予定です。YouTuberのパフォーマンスもあるかもしれません。

池上くん:それはいいですね! いろんな世代の来場者が楽しめそうです。

石井さん:アドウィアジアの「熱狂をつくり出す 〜Creativity excites the industry〜」というテーマは非常に大きいので、あまり狭めることなく、広い視野でコンテンツを提供できればいいなと思っています。

Googleの使命が、スポンサードの根幹に

イザワ:「広告」の祭典にGoogleがスポンサードすることの意義はなんなのでしょう? 「広告」をどのようなものとして捉えていますか?

今日は、いつにも増して真面目モードのイザワ。#オトナです
今日は、いつにも増して真面目モードのイザワ。#オトナですから

石井さん:Googleの使命をご存じですか? Googleは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を使命として明言しています。いかに整理してアクセスしやすくするか、必要なものが必要な時に入手できるようにするか、GoogleがGoogleである理由はそこにありますし、アドウィにスポンサードする意義もこの使命に基づいています。

イザワ:つまり「広告」も、そういった多くの「情報」の一つだ、ということですか?

石井さん:そのとおりです。「広告」であっても、その人が必要な時に提示することができれば、その「広告」は非常に有用な「情報」になるはずです。

イザワ:なるほど。しかし、「広告」を「情報」として、「必要な時」に出すなんて、なにか方法があるのでしょうか。

石井さん:ヒントはここにあります。モバイルデバイスとみなさんの親指です。

おもむろにスマートフォンを取り出す石井さん。
おもむろにスマートフォンを取り出す石井さん。

池上くん:どういうことですか?

「マイクロモーメント」がすべてのカギ

石井さん:最近、モバイルデバイスの普及が著しく、特に日本は突出したモバイル先進国です。つまり、ユーザーがモバイルを使って何かしようとする時の「マイクロモーメント」が大切だと思っています。

イザワ:マイクロモーメント???

石井さん:個人一人ひとりが「何かしたい」「どこか行きたい」「これを解決したい」と思って反射的に目の前にあるデバイスで行動を起こす、その「瞬間」のことです。モバイルが普及した今、常に大勢の人が何かを求めて親指をスライドさせ、モバイルデバイスで答えを探しています。そして、人が何かを求めて行動を起こすその「モーメント=瞬間」にこそ、企業やブランドが、ユーザーとのエンゲージメントを構築するチャンスがあると考えています。

イザワ:そうか! こうしたい、という気持ちがおきた「瞬間」、今の人はたいていスマホで検索しますもんね。検索した時こそ、その情報が「必要な時」になるわけか。

池上くん:その時に、「広告」をも含めた適切な「情報」を提示するのが、Googleの役割であると…(深くうなずく)。

からあげ好きの石井さんに薦められた目黒区の名店を検索すると、ドンピシャで検索結果が出た。さっそく予約しようと話が弾む。これもマイクロモーメントの一つ。
からあげ好きの石井さんに薦められた目黒区の名店を検索すると、ドンピシャで検索結果が出た。さっそく予約しようと話が弾む。これもマイクロモーメントの一つ。

石井さん:そのとおりです。マイクロモーメントには、生活者の欲求・要望といった個々の「意図」や「意思」が隠されているので、企業やブランドがその「瞬間」を捉えて、生活者の「意図」や「意思」に沿った、的確なものを提示できれば、生活者との関係値を深めるチャンスになりますよね。「広告」だって、なにも企業や製品に関するメッセージの発信のためだけにあるのではなく、マイクロモーメントを捉えれば、エンターテインメントや具体的な悩みを解決するツールにもなり得るんです。まさに、ユーザーが親指をスッと動かし、ピッとやった時がチャンスになるわけです。

イザワ:なるほど。今はテキストだけでなくて、YouTubeなどを通して検索結果として動画を出すこともできますもんね。企業やブランドは、多様なスタイルの広告を「情報コンテンツ化」として用意し…。

池上くん:そしてGoogleは、そういったマイクロモーメントを活用した広告の出し方なども、サポートしている、というわけか…。

石井さん:そのとおりです。Googleは、人の意思が動く時に広告を出す「チャンス」を作っているんです。モバイルが普及すればするほど、ユーザーの思いつきやひらめきによる「ニーズ」に応える場が増えていくので、その場を生かさない手はないですよね。プラットフォームを提供する者として、それを手助けしていきたいと考えています。

イザワ:そのマイクロモーメントが積み重なって、だんだん生活者と企業ブランドの距離が縮まっていく、というわけですね。検索行動をチャンスとして、ブランディングに活用しているとは…、大変恐れ入りました!!

池上くん:ははぁ!!!!!(深く礼)

石井さん:これからもGoogleをよろしくお願いいたします!

池上くん:こちらこそ、いつもわれわれのマイクロモーメントを解決してくださってありがとうございます!

イザワ:これからもよろしくお願いいたします!!

石井さん、ありがとうございました!
石井さん、ありがとうございました!

次回は、アドウィの目玉セッションを務める、広告業界の重鎮を突撃します!


アドウィアジアに参加してみたいと思った方はこちらから。

http://www.advertisingweek.asia/register/

プロフィール

  • Izawa
    伊澤 佑美
    株式会社電通パブリックリレーションズ コミュニケーションデザイン局 コンテンツ・ディストリビューション部 「週刊?! イザワの目」編集長

    2003年電通PR入社。メディアリレーションズ部にて、企業・団体に関するプロモーションに従事。2011年にオウンドメディア「週刊?! イザワの目」を立ち上げ、編集長に就任。国内外の最新PR事例を取り上げて解説する特集や、旬な人物に迫るインタビューが人気。
    現在は、編集者、ライター、PRプランナーとして、企業のオウンドメディア運営やコンサルティングのほか、広報業界向けメディアへの寄稿なども手掛けている。東洋経済オンラインにも連載執筆中。

  • 池上 翔
    株式会社電通パブリックリレーションズ コミュニケーションデザイン局 コーポレートコミュニケーション戦略室

    2008年電通PR入社。イシュー・リスクマネジメント部にて企業・団体の平時および緊急時のリスク対応に従事。2011年に電通プラットフォーム・ビジネス局に出向し、ICTサービスのプロモーション、プラットフォーム関連事業のリスクマネジメントに従事。2012年から2年間、ディレクション局にて通信会社、食品会社、スポーツ関連企業等、さまざまなセクターのクライアントのPR戦略立案・実行に携わる。2014年から現職。企業広報のコンサルティングおよびPR戦略のプランニングに従事。

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