カンヌライオンズ、チタニウム部門グランプリはREI「#OptOutside」

カンヌライオンズ最終日、チタニウム部門グランプリに、米アウトドア用品の小売りチェーンREIの「#OptOutside」が選出された。同部門は、クリエーティブ領域で新たな次元を切り開いたアイデアを顕彰し、カンヌライオンズでも特に注目度が高い。

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「#OptOutside」でREIは、人々をアウトドアへと誘うため、小売業にとって一年で最大の書き入れ時であるブラックフライデーに営業を行わないことを宣言した。全米の店舗が一斉に値下げをし、店舗がこの日を境に赤字から黒字に転換することから「ブラック」と呼ばれるという。

REIは、全143店舗を休業した上で、約1万2000人の従業員に給与を支払い「彼らが最も望むこと、つまりアウトドアで過ごすこと」を奨励。当日はオンラインでの決済も行わないとし、生活者に対しても「値下げに飛びついて店舗に閉じ込められるのではなく、自然の中で過ごそう」と呼び掛けた。

アドエージによると、宣言から24時間でメディアインプレッションは27億回を記録。テレビなどでも大きく報道され、最終的には67億回に達した。140万人がキャンペーンに賛同し、ショッピングの代わりにアウトドアで過ごすことを選んだ。さらに、150を超える企業が店舗の休業に追随。何千もの国立公園が当日に敷地を無料で開放したという。

同部門の審査委員長であるBartle Bogle Hegarty創業者、ジョン・ヘガティー氏は「非常に勇敢なアイデアだ。広告とブランドの境目が見事に消滅した」と評した。同作品はプロモ&アクティベーション部門でもグランプリを、またインテグレーテッド部門でゴールドを獲得している。制作はサンフランシスコに拠点を持つVenables Bell & Partners。

出展 Ad Age
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