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インサイトメモNo.21

広告費が伸びた商品は?

2012年上半期データ

2012/09/21

〈 掲載日:2012.09.21 〉

新DAS(電通広告統計)の広告商品分類(小分類767品目)を対象として、2012年上半期(1-6月期)の4媒体広告費(前年同期比106.8%)での増減傾向を調べてみました。
注)なお、新DASの集計による広告費は4媒体の広告量を公表料金で換算したもの。
実際の広告費とは異なります。

広告費が増加した商品・減少した商品

(4媒体広告費・10位まで)

増加額の大きな広告商品では、昨年広告出稿を抑制していた「旅行代理店」の新聞広告出稿が大幅に増加したほか、「炭酸飲 料」、携帯電話サービス各社の活発な広告販促活動でスマートフォンなどの「移動体通信サービス」、エコカー補助金を背景に各社の新車発売や低燃費訴求によ る「2BOX」や「軽自動車」などのコンパクトカーのテレビCM出稿増加が目立ちました。
一方、減少した広告商品では、昨年の東日本大震災の影響による「広告団体」(ACジャパンのCM)の一時的な増加の反動減、広告規制強化による「パチンコ・パチスロ機」の減少があげられます。

次に、媒体別に広告費が増加・減少した商品をみてみましょう。

テレビ広告費で増加した商品・減少した商品

移動体通信サービスや、2BOX・軽自動車を中心とする自動車・関連品が伸びました。一方で、震災直後のACジャパンの大量出稿の反動により広告団体が大きく減少。

新聞広告費で増加した商品・減少した商品

旅行代理店や通信販売、健康食品などが大幅に増加。一方で求人以外の案内やヘアカラーなどが減少しました。

雑誌広告費で増加した商品・減少した商品

婦人服を中心に、腕時計やカジュアルウェアなど、ファッション・アクセサリー関連が大きく伸びました。一方で、他の通信・情報(電子書籍など)やモバイルコンテンツなど、情報・通信関連は減少しました。

ラジオ広告費で増加した商品・減少した商品

他の出版物(英語教材など)や通販系医療保険が伸びました。一方で、ACジャパンの出稿など広告団体が大きく減少しました。