豊洲市場 

開場100日前イベントに
城島さん、松岡さんが登場

東京都中央卸売市場は2016年11月7日、中央区の築地市場を江東区へ移転し「豊洲市場」として開場する。その100日前に当たる7月30日、豊洲市場の水産卸売場棟で記念イベントを行った。

築地市場は、開場から80年以上が経過し多くの建物が老朽化。施設が狭く駐車スペースや荷置き場なども不足し、事故の増加や作業効率の悪化に加え開放型施設のため食材の温度管理に問題を抱えていた。

豊洲市場は敷地が築地市場の約1.7倍のスペースが確保でき、首都高速湾岸線の豊洲出入り口に近接し交通アクセスが良い。また築地市場から約2.3キロの距離で築地の商圏に近く、機能や経営面で継続性が保てるなどのメリットから同地への移転が決まった。

新市場の敷地には水産卸売場棟や、同仲卸売場棟、青果棟の他、一般来場者向けに「先客万来施設」が設置される。

ステージには、タレントの城島茂さんと松岡昌宏さんがスーツ姿に、大きなまぐろのオブジェを担いで登場した。2人は「こんな間近でまぐろを見たのは初めて」「今日の初仕事がまぐろでいい日になりそう」と感想を述べ、“豊洲市場応援大使”に選ばれたことに「普段から海産物に触れているのでうれしい」「築地はなじみの場所で、今でも食材を求めに行く。豊洲に移転しても応援する」などと語った。東京都中央卸売市場長の岸本良一氏は2人に「豊洲市場開場に向けて尽力してほしい」と大使任命状を手渡した。

会場には、築地で水産物仲卸を営む「シマヅ」の島津修さんと、青果仲卸業の「築地くしや」の杉本雅弘さんが登壇し、2人を交えて「目利き対決 2番チャレンジ」を行った。

島津さんは、すずきとあなごを2匹づつ持ち込んだ。すずきのお題は“フレンチレストランからのオーダーには、とれた直後にしめたものと、そうでないもののどちらが適しているか”で、城島さんは「フランス料理にはソースが付き物なので、少し寝かせた方がうま味が出ていいと思う」という理由を述べて見事正解した。大小のあなごについてのお題は“天ぷら屋からのオーダーにはどちらがいいか”で、松岡さんは「油のノリが控えめな方がいいと思う」と小さい方を選択し正解した。島津さんは「魚は見栄えや値段ではなく、客の目的に合ったものをチョイスするのがプロの役目だ」と目利きのコツを伝授した。

杉本さんは、数種類のわさびを示して「白身魚に合うわさびはどれか」と質問。2人はそれぞれの特徴を聞きながら、1品種を選択しこれも正解した。杉本さんは「しょうゆと合わせた時に完全に溶け込まず、ねばりが残るものがいい」と理由を説明し、わさびの知識や、おろし方も実演。2人は「島津さん、杉本さんに専門家のプライドを見た」と感心した。

左から杉本さん、島津さん、岸本市場長、市場のキャラクター「イッチーノ」

豊洲市場の特長は、食材の温度管理ができる閉鎖型施設であることや効率的な物流が可能なスペースなどを確保、加工・仕分け・包装によりさまざまなニーズに応えられる、省エネや災害対策も考えられた施設になっている。2人は「日本を代表する市場になると思う。大使として、ここで働く人のパワーになれるように努力したい」「活気のある市場として、東京の中心になってほしい。皆さんも一緒に豊洲を盛り上げましょう」とメッセージを述べた。

 

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