東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、東京都、日本オリンピック委員会(JOC)、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会 (JPC)は、リオオリンピック・パラリンピックの期間中、リオデジャネイロ市バッハ地区に「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE」を開設している。

同ハウスは、オリンピックパークから車で約15分の「シダージ・ダス・アルテス」(ポルトガル語で“芸術の街”を意味する、文化・芸術のイベントホール)に開設された。

東京2020大会に向け、組織委や都、 関係省庁、パートナー、地方自治体などによるオールジャパンで日本および東京をPRする場に加え、日本代表選手の記者会見や各種レセプション会場、関係者向けのホスピタリティーサービスなど、大会期間中の関係団体の活動拠点になる。

オープン前日の8月4日、オープニングセレモニーとメディア内覧会が行われた。

ブラジル最大のテレビネットワーク「GLOBO(グローボ)」も取材に訪れるなど、次期開催地・東京への関心の高さがうかがえた。組織委の森喜朗会長は「日本、東京を紹介する素晴らしい施設だ。世界中からここを訪れた方を、そのまま東京へお連れできるようにつなげていきたい」とコメントした。

会場入り口に近い自治体エリアでは、47都道府県の観光スポットの写真の掲示と各観光地の案内チラシを設置。東京都を含むオリンピック開催都市の紹介も行っている。日本代表選手の応援エリアでは、巨大パネルに選手全員の写真を展示し、代表のユニホームや選手への応援メッセージも見られる。組織委、都、関係各府省庁エリアでは、新国立競技場の完成模型や“水の都”としての東京の紹介をはじめ、1000体を超えるひな人形の展示や、日本酒、だしなどの食を含めた文化をアピールしている。

2階には、書道やヨーヨー釣り、茶道の体験ができるコーナーや浴衣の試着も可能で、日本文化にじかに触れることができる。

記者会見場では、NECの「ウォークスルー顔認証システム」が稼働。カメラの前で立ち止まることなく顔認証を可能とするもので、メダリスト会見などに参加するメディア関係者の入場管理に利用されている。

1階のイベントスペースでは、連日さまざまなステージを開催。リオのサンバグループやブラジルの有名アーティスト、和太鼓や琉球太鼓のショーの他、日本食のシンポジウムや、伝統芸能の披露、東京観光セミナーやトークショーなどが行われている。同ハウスにはオープン初日から多くの人々が訪れ、8日には来場者が1万人を突破した。

以前からの日本ファンや日本に興味を持っていた人、オリンピックムードの中で家族で訪れた人、アーティストのステージを目当てに来る人など、動機はさまざまながら展示全般を存分に楽しんでいる様子が見受けられる。

体験型のブースでは笑顔が弾け、自治体エリアでは旅行先を決めようと担当者から説明を受け、チラシを手に熱心に吟味する人たちが目立った。

選手応援エリアでは、「競技は見に行けないが、ここでオリンピックの一端に触れることができた」という人も。また「日本のテクノロジーや伝統文化は、本当に魅力的で面白い」「いくら写真を撮っても足りない」という声もあり、会場はにぎわっている。

関連記事

続きを見る
ページ先頭へ