リオオリンピック閉幕
「SEE YOU IN TOKYO」

リオオリンピックが8月21日、17日間の熱戦を終え閉幕した。(写真=フォート・キシモト)

日本は、41(金12、銀8、銅21)のメダルを獲得。2012年ロンドン大会での38(金7、銀14、銅17)を抜いて史上最多を記録し、次回2020年東京大会に向けて期待感が高まった。国別メダルランキングは米国、英国、中国、ロシア、ドイツに次いで6位だった。

 

閉会式は開会式と同様、マラカナンスタジアムで行われた。

華やかな花火で式典がスタートし、軽快な音楽の中、各国の旗手たちに続き選手たちが思い思いに入場してきた。整然とはいえないスタイルも大会のテーマである「多様性」を表しているかのようだ。日本の選手たちは開会式と同じく、ブラジルと日本の小旗を手に入場し、重圧から解放された晴れやかな表情を見せた。

フィールドでは多くのパフォーマーと大規模プロジェクションマッピングを使ったカラフルなショーが繰り広げられた。アフリカの人々が貢献してきたブラジルの文化の紹介や、ダンスグループによる全身を使ったパフォーマンスでは、多様な民族によってさまざまなダンス文化が生まれたことを表現した。

会場では、最終日に行われた男子マラソンの表彰式も行われ、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長からメダルが授与された。

閉会式の終盤、次回の開催都市にオリンピック旗を引引き継ぐフラッグ・ハンドオーバー・セレモニーが行われた。オリンピック旗がリオのエドゥアルド・パエス市長からバッハ会長を経て、着物姿の小池百合子知事に手渡されると、次回開催国・日本を紹介する約10分間のショーがスタートした。

君が代が流れる中、赤く染まったフィールドにパフォーマーが登場。パフォーマーが中心に集まるにつれ、赤い円が現れ「日の丸」へと変わった。そして、人文字の「ARIGATO」が映し出され、やがて「OBRIGADO」など各国の言語で「ありがとう」の文字が増えていく。これらの人文字は東日本大震災の被災地の子どもら約1万人が参加したパフォーマンスを映像にしたもので、震災に対して各国が支援してくれたことなどへの感謝を表現した。続く映像では、躍動する東京の街と東京大会で活躍が期待されるアスリートを紹介。その東京からリオへ向けて、感謝を伝えるボールリレーが始まる。北島康介さんら日本を代表するアスリートと、キャプテン翼やドラえもん、マリオなど世界的に有名なキャラクターが登場する中、安倍晋三首相の姿も。早くボールをリオに届けたい安倍首相はマリオに変身し、ドラえもんが出現させた土管を通って地球の反対側へ。

会場では、ステージに設置された土管から安倍首相本人が登場し観客を驚かせた。

さらに、50人のパフォーマーとAR(拡張現実)やCGとの融合で実施競技を紹介するショーも展開され、最後に富士山のシルエットをバッグに「SEE YOU IN TOKYO」の文字が現れると、会場は大きな歓声と拍手に包まれ、日本をイメージした赤と白の花火でフィナーレを迎えた。

閉会式翌日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は報道陣に対して「ブラジルの情熱を感じた大会だった。リオの視察では、さまざまなことを学んだ。それを分析しながら、東京大会の準備に生かしたい」と話し、小池知事は「東京大会まで4年だ。オリンピックの成功を目指し、速いスピードで準備を進めていく」と述べた。

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