インサイトメモ #30

スマホ普及と情報行動の変化

  • メディアイノベーション・ラボ
    株式会社電通

〈 掲載日:2013.07.12 〉

スマートフォン(以下、スマホ)が普及した事により、フィーチャーフォン(以下、携帯電話)を利用していた時と比べて、 明らかに変化のあった情報行動があります。それは、『ソーシャルメディア利用の加速』と『動画視聴の加速』です。東京大学大学院情報学環の橋元良明教授と 共同で、モバイル端末所有者(携帯電話あるいはスマホ所有者)を対象に全国Web調査を実施(2013年3月)したので紹介します。

■ 携帯電話所有率とスマホ所有率の比較

まずは携帯電話とスマホの所有率の比較です。中学生(12-14歳)は、男女共に携帯電話所有率の方が圧倒的に高いので すが、10代後半(15-19歳)になると男性ではほぼ同数、女性ではスマホ所有率の方が高くなります。また、20代は男女共にスマホ所有率が携帯電話所 有率よりも高く、他の年代よりもスマホ所有率が一番高い事がわかります。30代ではまだ携帯電話所有率の方が高いですが、ここ1~2年のスマホ普及のス ピードを考えると、スマホ所有率の方が高くなるのも時間の問題でしょう。

携帯電話所有率とスマホ所有率の比較

■ ソーシャルメディア利用の加速

ソーシャルメディア利用率を携帯電話所有者とスマホ所有者とで比較すると、どの年代層でもスマホ所有者の利用率の方が高くなっています。スマホになりソーシャルメディアサービスがアプリ化された事により、利用が加速したと推測されます。

ソーシャルメディア利用率比較

■ 動画視聴の加速

以前携帯電話を所有していて現在はスマホを所有している対象者に対して、「従来の携帯電話と比べてスマホで動画を視聴す る時間はどうなりましたか」と質問をしたところ、意識ベースではありますが、男性15-19歳で50.9%、男性20-29歳で46.3%、女性 12-14歳で64.7%、女性15-19歳で63.5%、女性20-29歳で46.6%と若年層を中心に「動画視聴が増えた」と答えています。

スマートフォンになって動画を視聴する時間が長くなったと答えた人の割合

今後もスマホが更に普及する事により、ソーシャルメディア利用と動画視聴が加速すると推測されます。

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    電通総研メディアイノベーション研究部では、メディアや情報通信環境の変化を着実に捉え、進化し続けるオーディエンス(視聴者)の動向を探っていきます。
    世の中のキザシをいち早く発見し、オーディエンスとの「最適なコミュニケーション」を提案しています。

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