リオパラリンピック閉幕

日本、メダル総数で前大会を上回り
2020年に弾み

リオパラリンピックが9月18日、12日間の熱戦を終え閉幕した。

日本は銀メダル10個、銅メダル14個を獲得。金メダルは0だったが、メダル総数で2012年ロンドン大会を上回り、2020年の東京大会に弾みをつけた。

(写真=フォート・キシモト)

リオ市内のマラカナンスタジアムでは閉会式が行われ、各国選手の入場が始まると会場から大きな拍手と声援が送られた。日本は開会式と同様、車いすテニス女子シングルスで銅メダルを獲得した旗手の上地結衣選手を先頭に笑顔で入場。

会場では、多くの著名なアーティストらによるパフォーマンスに観客、選手が一体となって盛り上がり、ブラジルらしい華やかな式典になった。

リオ大会組織委員会のカルロス・ヌズマン会長は「リオはオリンピック・パラリンピックを成し遂げた。やればできることを世界に示した」と大会の成功を誇り「2020年東京に幸運を!」とあいさつした。

国際パラリンピック委員会のフィリップ・クレーブン会長は「リオの皆さんの応援によって、パラリンピアンは大きな力を発揮し、人間の力に限界がないと証明できた」と賛辞を述べ「次は東京に集まりましょう!」と呼び掛けた。

式典の終盤、次期開催都市にパラリンピック旗を引き継ぐ「フラッグハンドオーバーセレモニー」が行われ、東京都の小池百合子知事が旗を受け取った。続いて映像とパフォーマンスにより東京を紹介するプログラムが展開された。

テーマ「POSITIVE SWITCH」(パラリンピックには、アスリートたちの想像を超えたパフォーマンスや挑戦を続ける彼らの生き方が、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人の意識を大きく変え、その気持ちをポジティブに向かわせる力がある。)の下、義足のモデルやダンサーが登場し、素晴らしい演技を披露した。

演出・振付家のMIKIKOさん(左から2番目)と出演者

前日、現地で行われた記者会見で、東京2020組織委員会の武藤敏郎事務総長は「リオ大会に尽力された全ての人々、中でも特にパラリンピアンへ敬意を表する。“多様性と調和”のコンセプトの下、東京都、JPC(日本パラリンピック委員会)と十分な連携をとり、東京大会の準備にまい進したい」と述べた。小池知事は「東京大会を契機に、さらに安心・安全な『セーフシティー』へ、女性も男性も障がい者も豊かに生活できる『ダイバーシティー』へ、世界に開かれた『スマートシティー』へ変えたいきたい。4年間でパラリンピックの機運を盛り上げ、多くの観客に会場へ足を運んでもらえるよう取り組む」と話し、JPCの鳥原光憲会長は「リオの成果を東京に受け継ぎ、パラリンピックムーブメントのさらなる発展に貢献することがJPCの使命だ。アスリートファーストを念頭に、アスリートたちがベストを尽くせる環境を整える」と語った。

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