NEW RULES OF LUXURY #02

DECODED FASHION 東京2016を10倍楽しむ方法!

  • U takahashi
    Takahashi U
    株式会社電通 3CRP デジタル・クリエーティブ・センター アートディレクター
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    京井 良彦
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター  プランニング・ディレクター
NEW RULES OF LUXURY

こんにちは。アートディレクターのUです。今回のNEW RULES OF LUXURYは、昨年に続き、今年も「DECODED FASHION」のプランニング・ディレクターを担当する電通の京井良彦さんに、今年の特徴や楽しみ方について聞いてみました。

テーマは「THE NEW RULES OF LUXULY」

U:10月11日、今年も東京にファッション×テクノロジーのグローバルイベント「DECODED FASHION」がやってきますね。

京井:はい。ニューヨークから始まったこのイベントは、ロンドン、ミラノ、パリへと広がり、昨年7月に初めて日本に上陸、大きな話題となりました。

DECODED FASHION東京2015年の様子。

U:去年の「DECODED FASHION」は、どのような感じだったのでしょうか?

京井:昨年のテーマは、「WELCOME TO THE DIGITAL WORLD」。ファッション業界がデジタライゼーションによって直面している課題を取り上げ、The Business of Fashion誌の編集長イムラン・アーメド氏や、オールセインツのCEOウィリアム・キム氏、Origami創設者の康井義貴氏やLINEの田端信太郎氏ら国内外の著名人が一堂に会し議論を展開するというものでした。

その内容は、ミレニアル世代のインサイトやエンゲージメントの手法、Eコマースの可能性や新しい店頭ショッピング体験、新生ブランドのサクセスストーリーなど、多岐にわたって熱く語られました。

DECODED FASHION東京2015年の様子。

U:そして今年の「DECODED FASHION」のテーマはラグジュアリーですね。

京井:そうですね、昨年の議論をさらに深めるべく「THE NEW RULES OF LUXULY」となりました。ファッションブランドが提供してきた価値観に「ラグジュアリー」というものがあります。しかし、テクノロジーの進化が人々の生活環境と根本的な価値観を変えつつある現在、ラグジュアリーという価値も定義を変えていかなければなりません。

ファッションブランドがこれから向かう未来において、その顧客となるのは、ミレニアル世代、いわゆるデジタルネイティブたちです。彼らにとってのラグジュアリーとはどのようなものでしょう? それこそがこれからの真のラグジュアリーなのかもしれません。それはこれまでとどう違うのか? そこを深くインサイトし、ラグジュアリーそのものを再定義していこうというわけです。

昨年は表面化している現象を中心に議論したのに対して、今年はよりインサイトを中心にファッションの未来について本質的な議論を展開できればと考えています。

参加した人々がネットワークとコミュニティーを形成していく

U:今年の「DECODED FASHION」の見どころはどこだと思いますか?

京井:今年も国内外の著名なスピーカーの登壇を予定しています。

ファッション通販Farfetchの創立者ジョゼ・ネヴェス氏、Manufacture New Yorkのテクノロジー&リサーチ責任者アマンダ・パークス氏、Christopher Raeburnの創設者でデザイナーのクリストファー・レイバーン氏、リーバイスの商品計画担当ヴァイスプレジデントのタフィ・クリーゲル氏、日本からはシモーネ代表のムラカミカイエ氏、『WIRED』日本版編集長の若林恵氏ら、バラエティーに富んだスピーカーが、総勢30人近く集います。今年の新しいMC役であるハートキャッチ代表の西村真里子さんが彼らの魅力を引き出していきます。

また展示ブースでは、テクノロジーによる新しいファッションの可能性が体験できます。昨年はデジタルミラーによる仮想試着体験やペーパーウオッチやサングラスなどのウエアラブル、3Dプリンターによるアクセサリーの製造などが展示提供されました。今回も協賛各社のテクノロジー紹介やVRの体験ブースなど、さまざまな体験型ブースを予定しています。

そして何といっても「DECODED FASHION」の特徴は、参加者のミートアップです。メンターシップハブという参加者とスピーカーの個別面談のセッティングもあれば、参加者同士のミートアップ施策も用意します。

「DECODED FASHION」は机上の空論を語るものではなく、実際にこの場から新しいビジネスが生まれることにこだわっています。昨年もこの場から、スタートアップコンペティションや参加者同士の協業によって、いくつかの新しいビジネスが成立しました。

U:ミートアップから、新しいネットワークやビジネスが成立するのってすてきですね!

京井:当日の夕方から行われるアフターパーティーや、VIPチケットで参加できる前日のエグゼクティブパーティーなどにも「DECODED FASHION」らしさがあるんですよ。昨年も会場に人があふれていましたが、これらも単ににぎやかさを演出するものではなく、リラックスした雰囲気で、参加者同士がより広くネットワークを構築し、意外なコラボレーションから新たなビジネスの種が生まれることを期待して催されるものです。

「DECODED FASHION」は、当日だけで終わるイベントではありません。参加した人々がネットワークとコミュニティーを形成し、その後も情報を共有しながら、また翌年、また翌年とその進化を確認し合う場でありたいと考えています。

U:「DECODED FASHION」開催まで、あと数日となりました。どのように進化したのか楽しみですね。

京井:そうですね。参加者みんなが当事者としてイベントを盛り上げ、ネットワークを築き、その後も関係を継続しながら、自ら新たな情報やビジネスを生み出していく。当日をそんなきっかけとして活用することが、「DECODED FASHION」を楽しんでいただく方法です。

プロフィール

  • U takahashi
    Takahashi U
    株式会社電通 3CRP デジタル・クリエーティブ・センター アートディレクター

    学生時代にデザインとファッションを学び2008年電通入社。
    BAPA(Art+Programming Academy)を卒業し、電通香港勤務を経て、現在デジタル・クリエーティブ・センターに所属。
    主な仕事に、ラグジュアリーメゾンやミュージアムのアートディレクション・デジタル施策、アーティスト作品のコンセプトメーキングからファッションプロダクトのデザインや空間演出、インナービューティー企業のVI・CI開発、テクノロジーを使った未来のスポーツ体験のビジュアライゼーション、ファッション×テックのグローバルイベントなど。
    The One Show UX/UI award、Tokyo Design Week Award、BAPA卒制展投票1位、Young Cannes Gold日本代表など。

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    京井 良彦
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター  プランニング・ディレクター

    1969年生まれ。大手銀行でのM&Aアドバイザーを経て、2001年電通入社。
    営業局でグローバルブランドや官公庁など多岐にわたるクライアントを担当し、現在はソーシャルメディアやデジタル領域を中心とする戦略プランニング、コミュニケーションデザイン、共創マーケティングを手掛ける。東京都市大非常勤講師。著書に『ロングエンゲージメント』(あさ出版)、『つなげる広告』(アスキー新書)などがある。

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