簡易生命保険
誕生100周年で「かんぽさん」らが祝福
2016/10/06
かんぽ生命保険は10月5日、千代田区の帝国ホテル東京で簡易生命保険誕生100周年を記念し、イベントと祝賀会を行った。同保険は「簡単な手続きで、国民の基礎的生活手段を保障する」という社会的使命を持ち生まれた。
記念イベントの冒頭、石井雅実社長は「この保険は1916年10月1日に誕生した。以後、事業主体は変化したが、一貫して郵便局と共に成長してきた」と歴史に触れた。また、新たな企業理念「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。」の下、次の100年も温かくユニークなサービスを提供し、社会貢献をしながら成長していきたい、とあいさつした。
会場には、かんぽのテレビCMに出演しているタレントの井ノ原快彦さんと、企業広告“人生は、夢だらけ。”シリーズに出演する、女優の高畑充希さんがお祝いに駆け付けた。
2人は石井社長に青と赤のバラ計100本を贈呈。青いバラの花言葉は「夢かなう」、赤いバラは「愛情」と紹介されると、石井社長は「青はかんぽ生命、赤は日本郵便のイメージカラーでもあり、うれしい」と笑顔を見せた。
100周年について井ノ原さんは、長寿の祖母を例に「かんぽは、祖母が生まれる2年前にできたと考えると歴史を実感する。長く続けることの大切さを学んだ」、高畑さんは「自分の年齢の4倍の大先輩で、その役割も含めて尊敬に値する」と感想を述べた。
CMで「かんぽさん」を10年間演じている井ノ原さんは、「街で“かんぽさん!”と声を掛けられるとうれしい。かんぽが世の中で役立ち根付いている証しだと思う」と話すと、高畑さんは「井ノ原さんのかんぽさんは、ふわっとやわらかいイメージで見ていて安心感がある」と好印象を語った。高畑さんが出演するCMについて井ノ原さんは「ミュージカル仕立てで歌も素晴らしい。自分も一緒に踊ったり歌ったりしたい」と話し「いつか両CMのコラボレーションができたらいい」と意見の一致を見た。
最後に高畑さんは「“人生は、夢だらけ。”のフレーズが大好きだ。これからもさまざまなバージョンに挑戦させてほしい」、井ノ原さんは「これからも、かんぽと共に歩んでいきたいと思っている。その歴史を見習って、日々を大切に生きたい」とメッセージを述べた。
別会場では、関係者を招いて祝賀会が開かれ、安倍晋三首相や高市早苗総務相の祝辞の披露に続き、日本郵便の横山邦男社長の発声で乾杯が行われた。
かんぽ生命では100周年を記念して、井ノ原さんを起用した新テレビCM「出発」編の放送(10月3日から)や、新キャラクター(名前未定)の発表、プレゼンキャンペーンを実施している。また、日本郵便は特殊切手「簡易生命保険創業100周年」を9月30日に発行し、全国の郵便局などで販売している。
100周年記念サイト:http://100th.jp-life.japanpost.jp/