地域を変える力を発信! 地域おこし協力隊全国サミット開催

総務省は11月27日、第3回「地域おこし協力隊全国サミット」を東京・中央区のベルサール東京日本橋で開催した。同サミットは、全国で活躍する地域おこし協力隊員が一堂に介する年に1度のサミット。タレントのドロンズ石本さん、女優の柴田美咲さんがトークセッションを行うなど、約550人の隊員を含む約1000人が参加し盛り上がりを見せた。

石本さん、柴田さん
(左から)石本さん、柴田さん

「地域おこし協力隊」は2009年度にスタートした総務省の取り組み。「都会を離れて暮らしたい」「地域おこしに関わりたい」と考える人たちが隊員となり、おおむね1年以上3年程度の期間、地方自治体からの要請を受けて地域で生活し、さまざまな地域協力活動を行う。2015年度は2799人の隊員が、約700の地方自治体で活躍している。

同サミットは、地方移住や地域協力活動に関心を持つ都市部の住民や自治体関係者に制度について広くアピールすると同時に、隊員や隊員OB・OG、受け入れ自治体関係者らの学びや交流の場、活動発表の機会の創出を目的としている。

高市早苗総務相
高市早苗総務相

オープニングセレモニーでは高市早苗総務相が「地域おこし協力隊の活動は年々大きくなってきている。協力隊の活動は地域住民の皆さんとの信頼関係があって初めて成り立つもの。その信頼関係を大切にして、自分は地域おこし協力隊の隊員だという自覚と誇りを持って引き続き頑張っていただきたいと思う」とあいさつした。

続いて石本さん、柴田さんを招いてのトークセッションが行われた。石本さんはテレビ番組の企画で2015年4月から千葉県いすみ市に移住、柴田さんも現在、見習い隊員として鹿児島県薩摩川内市の甑島(こしきしま)に移住しており、それぞれの実体験を通じて知った地域で生活することの喜びや活動の魅力などを語った。

石本さん
石本さん
柴田さん
柴田さん

トークセッションに続いて、日本総合研究所の藻谷浩介主任研究員が特別講演「地域の魅力と地域おこし協力隊」で登壇。全国各地の人口の年齢別構成から見た現状と将来の展望、今後求められる隊員の役割などについてユーモアを交えながら解説した。

日本総合研究所の藻谷主任研究員
日本総合研究所の藻谷主任研究員

その後、明治大学農学部の小田切徳美教授をコーディネーターに現役隊員とOG・OB、自治体職員の5人によるパネルディスカッション「地域での定住に向けて」が行われた。

パネルディスカッション「地域での定住に向けて」

「地域おこし協力隊」として成果を上げていくためには「行政との関係だけではなく、集落の中あるいは外とのネットワークも含めてまずは何よりも、人との関係を築くことがベースになる」「行政は全ての相談相手にはならない。場合によってはフィナンシャルプランナーや金融機関などの専門家に相談することが必要で、協力してもらえる相手をいかにつくるかがポイントになる」などの意見が出た。

 

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