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消費者が選ぶ、今年一番「心に響いた」広告決定!

2016/12/16

    日本アドバタイザーズ協会(JAA)は12月15日、第55回「JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」の入賞作品を発表した。

    同広告賞は、審査員に広告の関係者を含まず、消費者が審査を行うのが特徴だ。昨年から審査方法や名称を刷新し、広告の受け手である消費者が選ぶという原点をより強調した。

    今年度は、6部門合わせて1938点の応募作品があった。「好感、共感、親近感が持てるか」「分かりやすく、納得できるか」「オリジナリティーが感じられるか」という審査基準の下、延べ130人の消費者審査員が選定した68点が入賞し、その中からJAA賞グランプリ6点、経済産業大臣賞1点が選ばれた。

    また、JAA賞グランプリを制作した広告会社・制作会社にはベストパートナー賞が贈られ、6部門中、3部門で電通が受賞した。

    受賞一覧はこちら。各賞は次の通り。


    【JAA賞グランプリ/新聞】味の素「これ、ぜんぶ失敗作…から生まれた料理です。」
    【ベストパートナー賞】電通、たき工房

    味の素「これ、ぜんぶ失敗作…から生まれた料理です。」

    「全部失敗作ってあるけど全部おいしそう。なんで失敗作なんだろうと引き込まれてしまった」(選考委員:男性)


    【JAA賞グランプリ/雑誌】花王「むちゅうって、よごれることだ。」
    【ベストパートナー賞】IDR

    花王「むちゅうって、よごれることだ。」

    「いろんな汚れた手のビジュアルがそのまま商品に結びつくシンプルさがいい。分かりやすくて、単純に使いたくなった」(選考委員:女性)


    【JAA賞グランプリ/テレビ】赤城乳業「値上げ」
    【ベストパートナー賞】電通東日本、電通関西、春企画東京

    赤城乳業「値上げ」

    「そんなに頑張ったんだったら買いますよという気持ちになったし、実際買いに行っちゃいました」(選考委員:女性)


    【JAA賞グランプリ/ラジオ】ゆうちょ銀行「ATMの人・サラリーマン」編
    【ベストパートナー賞】佐藤舞葉(電通:プランナー、コピーライター)

    ゆうちょ銀行「ATMの人・サラリーマン」編

    「楽しく聴けてどんどん引き込まれた。何かをやっていても、手を休めて聞き入ってしまった」(選考委員:男性)


    【JAA賞グランプリ/Web】日本郵便「WHITE Tree Letter」
    【ベストパートナー賞】アサツーディ・ケイ、ビービーメディア

    日本郵便「WHITE Tree Letter」

    「アナログとデジタルの組み合わせが上手。デジタル世代の孫と一緒に使ってみたい」(選考委員:女性)


    【JAA賞グランプリ/屋外・交通】パナソニック「見えない方がいい広告。」
    【ベストパートナー賞】大広、シーズ広告制作会社

    パナソニック「見えない方がいい広告。」

    「1回見ただけでも面白いけど、何回も見たくなる。『見えない部分を見えるように』という発想のユニークさと技術力が伝わってきた」(選考委員:男性)


    【経済産業大臣賞/テレビ】大塚製薬「見せてやれ、底力。」

    大塚製薬「見せてやれ、底力。」

    「作品に対する努力に非常に感動した。ストーリー性、映像の奇抜さ、音楽とのバランスが大変よい」(選考委員:男性)