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「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 」

全国の匠が作品を公開しプレゼンテーション

2017/01/23

    LEXUS(レクサス)は1月18日、中央区のベルサール東京日本橋で「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT プレゼンテーション」を開催した。

    レクサス(トヨタ自動車、全国のレクサス販売会社)は、地域から日本を活性化することを大きなテーマと捉えており、同プロジェクトでは、地域の特色や技術を生かしながら自由な発想で新しいモノづくりに取り組む若き「匠」に対し、地域から日本、世界へ羽ばたくサポートをする。2016年4月にスタートした。

    プロジェクトに参加する匠は、全国の新聞社やパートナー団体(DESIGN ASSOCIATION NPO / TOKYO DESIGN WEEK)、サポートメンバーによる「地域推薦」と、本人がエントリーする「一般公募」により募集。その中から、選考委員により全都道府県を代表する52人の匠を選出した。

    選ばれた匠たちは、自身の技術やアイデアを元に、各地域のレクサスの協力やサポートメンバーのアドバイスを受けて、プロジェクトのテーマに沿ったプロダクトを試作。18日のプレゼンテーションは、プロダクトの発表・バイヤーとの商談の機会として設けられた。

    プレゼンテーション終了後、ステージではプロジェクトイベントが行われた。

    レクサス国内営業部の三島功至室長は、レクサスは日本発のラグジュアリーブランドとして世界に挑戦し続け、匠のモノづくへの支援を大切にしていると語り「今回のプロジェクトは、地域貢献も視野に発足させた」と趣旨を説明。「プロダクトの根幹を成すレクサスの精神と、匠のアイデアと技術を楽しんでほしい」とあいさつした。

    ステージには、スーパーバイザーを務めるプロデューサーの小山薫堂さんと、4人のサポートメンバーが登壇。それぞれが、52人の中から「注目の匠」を発表した。

    サポートメンバー:左から下川一哉(意と匠研究所代表)、生駒芳子(ファッション・ジャーナリスト)、小山、グエナル・ニコラ(デザイナー)、清川あさみ(アーティスト)の各氏

    サポートメンバーでもある建築家・隈研吾さんはビデオで「日本には多様性があり、職人にはもっと自信を持ってほしい。プロジェクトの役割は、作品に戦略的な視点を与えることだ」などと話し「世界に向けて自分の仕事を大いに発信してください」と匠にメッセージを寄せた。

    小山さんは「今回、プロジェクトが成功したひとつの要因は、各地域の新聞社を巻き込んだことだ」と述べ、その理由について「新聞社の応援と報道によって周囲の期待が高まり、匠の意欲も向上したのでは」とした。そして大事なことは、作品がどんな人に巡り合うのかだと強調。会場に150人以上のバイヤーが訪れたことは大変に有意義なことだと総括。

    「今日がゴールではなく、スタートと考えて作品を作り続けてほしい」と匠に語り掛けた。

    プロジェクトサイト:https://lexus.jp/new-takumi/

    ■ サポートメンバー選出の「注目の匠」

    下川氏選出 金寛美氏(山形県):土器
    生駒氏選出 山口祐弘氏(福井県):キャリーバッグ
    ニコラ氏選出 濱田洋直氏(高知県):アクセサリー
    清川氏選出 村上モリロー氏(香川県):下駄
    小山氏選出 永原レキ氏(徳島県):サーフボード