新明解「戦略PR」 #45

「えっ?1986年6月25日以降生まれなの?」だったら出ようよ、ヤングカンヌPR部門選考会!

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    井口 理
    株式会社電通パブリックリレーションズ コミュニケーションデザイン局 局長 チーフPRプランナー

【朗報!】2014年からカンヌライオンズのPR部門でも、ヤングカンヌの戦いが始まってるんですって。うんうん、確かに最近PR部門は注目度高いからね。そりゃー、そうでしょ。えっ! しかも2014年は日本代表がゴールド(てっぺんね)取ってるんだ! すごいすごい!

ってなわけで、今年も国内代表を決定するヤングのみなさま対象のコンペティションが開催されます。日付は3月11日(土)~12日(日)の2日間。11日の午後1時にお題が出されて、31時間後となる翌12日の午後8時には企画書をネットエントリーしなくてはならないという手に汗握るスピード感、そして焦燥感。

日頃のお仕事に勝るとも劣らない熾烈な戦いが繰り広げられる予定です。いかに効率的に企画を組み立てるかという時間との闘い、また戦略・アイデア・各種施策など、どこに重きを置くかといった競合者たちとの闘い。

しかし、その様相はまさに自己との闘いとも言えます。すなわち、いかに日和らず、最後の最後まで「自らのアイデアの限界」にチャレンジできるかなんですね。そういう意味で、このヤングカンヌへのチャレンジは、短期集中という状況の中で新たな自分の可能性に気付かせてくれる絶好の機会とも言えましょう。

ヤングカンヌPR部門事前勉強会

コンビを組む相手も戦略だ!

お笑いコンビのボケ・ツッコミよろしく、コンビを組む2人の顔合わせも各人各様。それぞれのもくろみが異なり、実は審査をする方も興味津々です。「企画に長けた者と英語プレゼンに強い者」「戦略に強い者とデザインに長けた者」など、コンビの顔ぶれで企画の特徴も千差万別。そして、全体応募の中から、1次審査を勝ち抜いたおよそ1割のペアが英語プレゼン(5分)+英語Q&A(5分)の2次審査に進むわけ。いやー、この時のやりとりは、やはりそれぞれの人格が色濃く出るなぁと強く感じますね。実際の仕事を一緒にやったら、きっとこんな感じの議論になるだろうなぁ、というのが短時間のうちにすり込まれちゃう感じ。それくらいにこの10分は、応募者と審査員の間で濃~い時間が流れているんです。ちなみに私もこの興奮が忘れられず、昨年に続き今年も審査員として参加させていただきます、えへへ。

PR部門所属じゃなくたってい~んだよ!

ちなみに昨年の応募数は196組と、プリント、メディア、フィルム、サイバー、デザインという他部門にも劣らない人気ぶり。日頃PR部門どっぷりでない人でも、そのエッセンスを知っていれば気軽にチャレンジできるカテゴリーなので、他部門にエントリー予定の方もぜひ応募してもらいたいのです。

また国内代表選出には2015年から日本パブリックリレーションズ協会も協力していて、広告/PR双方の業界の若手育成支援として位置付けているんです。PRに興味をもってもらう良い機会になるといいなぁ。

ここ数年は各カテゴリーの垣根が低くなっていて、PRパーソンだけでなく、クリエーティブやプロモーションをメインフィールドにする若手もこぞってPRカテゴリーに応募してくれてるし、それゆえ応募作品はさまざまな角度から熟考されたものとなっていて、審査員のこちらも非常に勉強になるくらいの状況なんですよね。

昨年の国内代表ペアは、現地で16カ国の代表と戦いましたが、残念ながらTOP3入りできず。しかし、結果発表の後の彼らは、極めて晴れ晴れした顔をしていた(と、私は思った。いや、私が思っただけかもしれない…)。

このように果敢にチャレンジした人たちは、その短い時間で己と向き合い、自身の実力と葛藤しながら、そして今の自分を知ることになるのだろうな、と。そんな時間を、ぜひわれわれと共有してみませんか?

あ、そうそう!オレ初めてなんやねんけど…という方にも即座に理解、やる気満々になれる事前勉強会も開催予定!本戦のヤングカンヌPR部門での審査基準や実際の受賞エントリーの紹介から、昨年の国内代表の奮闘記まで盛りだくさんでご用意しております。もちろん参加費無料! これまで他の部門で挑戦してきた方もPR部門ってどんなんか、ぜひ見に来てねー!


事前勉強会

日時 2016年3月3日(金)19:00~20:30(18:30開場)

会場 電通ホール 東京都港区東新橋1-8-1 電通本社内(地図

申込み 受付フォームより事前登録をお願いします

対象者 ヤングライオンズコンペティションPR部門への参加をご検討の方

当日プログラム
・審査委員長挨拶(ビデオ)および審査員紹介
・2016年カンヌライオンズPR部門審査基準について
・2017年ヤングライオンズコンペティションPR部門国内選考と本戦の傾向と対策
・2016年ヤングライオンズ国内代表ペアに聞く現地奮闘記
・質疑応答

登壇者
嶋 浩一郎氏(博報堂ケトル)※審査員長(ビデオ出演)
橋田 和明氏(博報堂ケトル)
本田 哲也氏(ブルーカレント・ジャパン)
尾上 玲円奈氏(井之上パブリックリレーションズ)

ゲスト
ヤングライオンズコンペティションPR部門 2016日本代表
関谷 拓巳氏(博報堂)
谷脇 太郎氏(博報堂)

プロフィール

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    井口 理
    株式会社電通パブリックリレーションズ コミュニケーションデザイン局 局長 チーフPRプランナー

    1990年電通PRセンター(現電通パブリックリレーションズ)入社。コミュニケーションデザインを手掛けるチーフPRプランナー。
     
    企業のコーポレートコミュニケーションから、製品・サービスの戦略PR、動画コンテンツを活用したバイラル施策や自治体広報まで、幅広く手掛ける。最近では、熊本県の赤い特産物をアピールするため仕掛けた「くまモンほっぺ紛失事件」のPRプランを手掛け、世界的なPR業界紙「Holmes Report」が主催するアワードで「世界のPRプロジェクト50選」に選出された他、多数の口コミを起こしたキャンペーンとして、世界的な口コミアワードである「WOMMY AWARD」を日本で初めて受賞。Holmes Report「The Innovator 25 Asia-Pacific 2016」(アジア太平洋地域のイノベーター)選出。
    その他「Cannes Lions」「Spikes Asia」PR部門、「SABRE AWARDS ASIA PACIFIC」「PRWeek Awards Asia」「ヤングカンヌPR部門日本代表選考」審査員。2013年6月に「戦略PRの本質~実践のための5つの視点~」(朝日新聞出版)を上梓。自治体PR事例をまとめた「成功17事例で学ぶ自治体PR戦略」(共著:時事通信社)も好評発売中。

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