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ArounD 30 ○○をもっと面白くするアイデアNo.18

「夏」をもっとおもしろく

2017/03/21

電通の若手アートディレクターが考える「○○をもっと面白くするアイデア」をご紹介。今回は、瀧澤章太郎さんによる「夏をもっとおもしろく」です。

夏をもっとおもしろく/瀧澤章太郎
 

普通×普通=特別なもの

──なぜ「夏」というテーマにしたのですか?

瀧澤:まだ蒸し暑いある日。自宅の庭先を眺めてボーッとしていたんです。その時、目に入った蚊取り線香がやたら気になってしまって。長い時間かけて燃えていくけど、視覚的なところで何もされていなく、こんな言い方すると怒られそうですけど、なんだかつまらないなーって思ったのがきっかけでした。視覚的なスパイスを加えることができれば、見て楽しめる物が作れるのでは、なんて思ったんです。

日々の生活の中にはまだまだ気づいていない小さな発見がたくさんあり、そして未知の可能性があって、そこに気付くために普通のものに違った視点のモノをスパイスとして組み合わせて新しいものを生み出せるよう心掛けています。

夏をおもしろく

大人の本気

──今、関心のあることを教えてください。

瀧澤:僕自身が高校球児だったというのもあるのですが、野球が大好きで、今でも社会人野球や学生野球を年間で30試合ぐらい見に行きます。

その中でも社会人野球の大会「都市対抗野球」はすごくオススメです。一時に比べると不景気のためか、かなりチーム数は減少していますが、試合はもちろんのこと、応援の熱気には圧倒されます。応援合戦は社員一人一人の団結力、そしてプライドを懸けた戦いです。同業種同士の戦いになると、火花散る大人の本気が見られます。野球で社内に結束力が生まれ、みんなの声が一つになる。そんな様子を見ると、楽しくて仕方ない気持ちになるんです。

都市対抗野球がもっと盛り上がれば会社同士の士気が高まり、日本経済の活性化につながりそうだなと思いました。簡単な話ではありませんが(笑)。