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東京都に滋賀区が誕生!?

2017/03/06

    滋賀県は3月4日、東京・港区のアクアシティお台場で、「One Day EVENT 滋賀区」を開催した。同イベントは、今秋、県の魅力を発信する新スポットが日本橋に誕生することを受け開催されたもので、首都圏で滋賀の上質な物に触れられる場所を「東京都滋賀区」と名付けPRする。

    オープニングでは、お笑いコンビ「ファミリーレストラン」の進行で、県内のゆるキャラを紹介する「ご当地キャラステージ」が行われた。ファミリーレストランの「ハラダ」さんと「しもばやし」さんの2人は、所属する吉本興業の「あなたの街に“住みます”プロジェクト」による「滋賀県住みます芸人」として活動している。

    ちなみに同プロジェクトは、47組の“住みます”芸人が47都道府県に実際に住んで、その地域を盛り上げようという全国プロジェクトで、2011年に始まった。芸人とエリア担当社員が、笑いの力で地域活性化の手伝いをしている。関連記事:http://dentsu-ho.com/articles/562

    2人は「いらっしゃーせ~」のギャグを披露しながら、豊臣秀吉をモチーフにした「ひでよしくん」(長浜市)や、ほたるの妖精「もーりー」(守山市)、「にんじゃえもん」(甲賀市)、「キャッフィー」(滋賀県)など六体のキャラクターを軽妙な話芸で紹介した。

    スペシャルトークには、タレントで“近江米PR隊長”の宮川大輔さん、女優で“しが広報部長”の髙橋ひかるさん、滋賀の情報サイト「しがのええトコ(しがトコ)」(http://shigatoco.com/)を主宰する林正隆さんが参加し、ファミリーレストランの司会で県の魅力を伝えた。

    宮川さんが、「おいしい近江米を毎日食べて育ったので、それが今のパワーの源になっている。関西では有名だが、東京で知られていないのはとても残念だ」と話すと、ファミリーレストランから「テレビで、もっと宣伝してくださいよ」とツッコまれタジタジに。

    ひと月前まで地元で生活していたという髙橋さんは、「空気がきれいで、いるだけで癒やされる。マイアミ浜でのバーベキューや散策、琵琶湖の湖岸道路のドライブもおすすめ」とアピールした。林さんは「滋賀は東京の人になじみのない県」と前置きした上で、近江商人が東京に創業した有名百貨店や、上野の不忍池は琵琶湖をモチーフにつくられたなど、県民でも知らない隠れたつながりを紹介し「東京都滋賀区もあながちウソではない」と話した。同県の大津市に住むハラダさんは、東海道の最後の宿場町が同地であることに触れ「今日、上京した時、東海道最初の宿場町だった品川で降りてテンションが上がった。スタート地点の日本橋で、記念写真を撮って帰りたい」と話すと、宮川さんに「はよ帰れ!」と逆襲された。調子の出た宮川さんは「琵琶湖疏水の観光船も面白い」と話題を提供したが、ファミリーレストランから「あれは京都の会社もやっている」と再度ツッコまれ「これは、やめときましょ」と会場を沸かせ、“しが愛”あふれる熱いトークを締めた。

    会場には、食品や工芸品、雑貨などの県産品を販売するブースが並び、来場者の関心を引いた。

    公式サイト:https://shiga-ku.tokyo/