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思いっきりよごれて遊ぼう!

「よごそうデー」制定イベント

2017/04/06

    花王は2017年、衣料用洗濯洗剤「アタック」が誕生30周年を迎えたのを記念して「よごそう。」をテーマにさまざまな企画を展開している。

    その一環として、毎年4月5日を「よごそう」に掛けて、“思いっきりよごれて遊ぶ”ことを推奨する記念日「よごそうデー」に制定。日本記念日協会に申請し、正式に登録認定された。

    それを受け、第1回の記念日である同日、東京・世田谷区の二子玉川ライズ ガレリアで制定イベントを開催した。イベントでは、記念日に賛同した保育園「ロハスキッズ・センター クローバー」の園児が参加するワークショップや、記念日登録証の授与式などが行われた。

    園児たちは、アーティストのJUN INOUEさんと一緒に「みんなで春をつくろう」をテーマに、会場に設けられた巨大なキャンバスに向かった。園児たちは思い思いの色を、筆で手で指で自由にペインティングしていく。ツナギはもちろん、手や顔もよごれ放題になりながら、実に楽しげな笑顔を見せた。作品は、当日の春らしい天気のような、温かい色調に仕上がった。

    花王ファブリックケア事業グループの藤井正彦シニアマーケターは、「アタックは30年にわたり改良を重ね、洗浄力を高める挑戦をしてきた。今回、子どもから大人まで、よごれを気にせず夢中になって何かに取り組んでもらいたいという思いでプロジェクトを立ち上げた」と説明。よごそうデーを通じて、思いっきりよごれて遊ぶ機会を提供したいと話した。サイト「よごそう.com」(https://yogoso.com/)では、よごれることの楽しさを実感してもらおうと、関連動画や“世界のよごそう祭り”、よごれとともに何かに挑戦している人のメッセージなど多くのコンテンツを用意している。

    ステージでは、日本記念日協会の加瀬清志代表理事から藤井氏に記年日登録証が授与された後、杏林大の古賀良彦名誉教授と、日本冒険遊び場づくり協会の関戸博樹氏によるトークセッションが行われた。2人は、「生き生きと遊ぶことは、子どもの発育にとって欠かせない」「夢中になることは大切で、脳の発達にも良い」など、遊ぶことの重要性を説いた。関戸氏は「今日はいいワークショップだった。親もよごれを気にせず、思いきり子どもを遊ばせてほしい」、古賀氏は「子どもに必要な三つの“R”(レスト、リラクゼーション、レクリエーション)の中で、レクリエーションが一番大切だ」と話した。

    園児たちがペイントした作品を前に、INOUEさんは「子どもたちのパワフルさと、可能性の高さを感じた。こういった遊びが彼らの刺激になればうれしい」と語り、保育園の中田綾園長は「園ではよごれるのを前提に、着替えさせてから遊ばせている。遊び尽くすことで自己判断ができるようになり、健全な成長に生きてくる。今日の作品をさまざまな場で活用させてもらう」と話した。