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GIRL meets GIRLプロジェクト 広告を超えて女の子のためにできることNo.3

みんなでやれば、世界は変わる!?

ソーシャルプロジェクトの広げ方。

2013/12/26

GIRL meets GIRLプロジェクトのコラム、最終回。わたくし、新米プロデューサー小川愛世からは、このプロジェクトの広がりと、これからの夢をあれこれ語らせていただきます。

リングから始まり、書籍『世界女の子白書』を出版したこのプロジェクトは、わたしたちの発信だけで終わらせたくないものでした。企画書を持って社内を走り回る日々で気付いたこと。それは、ソーシャルプロジェクトに企業からの支援をつのることの難しさでした。気持ちは伝わっても、ビジネスにつなげていくことのハードルの高さは、わたしたちの想像をはるかに超えていたのです。それでも、たくさんの(それもとっても素敵な)ひとたちの共感と熱意と協力で、いくつかコラボレーションを実現することができました。ここでは、そのうちの一部をご紹介します。

たとえば、キラキラ働く女子を応援する雑誌、集英社『MORE』さんとのコラボ。『More Happy』という東北の被災地支援のリングを作成しました。このリングはMORE誌面やイベントでの告知により、初回生産分3000個はすぐに完売。その後追加生産を経て、収益で得た寄付金は被災地の女の子の就業支援スクールの運営に役立てられています。支援ができたことはもちろん、読者の女の子たちにプロジェクトを知ってもらい、被災地や途上国の女の子について考える時間をすこしでも持ってもらえたことが本当にうれしかったです。
 
そしてもうひとつ、ジュエリーブランド『THE KISS』さんとのコラボリング。世界の女の子が抱える問題は、女性たちだけでの解決は難しく、男性にも知ってもらいたいという考えのもと、はじめてのペアリング『Kiss Boyfriend / Girlfriend』を作成しました。日本の恋人たちが、世界の恋人たちのことを考えるきっかけをつくる。このアイデアは、アフリカで恋人たちに家族計画を教えるピアエデュケーターの育成をするという具体的な支援にもつながりました。

この他にも多くの(本当に素敵な)ひとたちの共感と熱意と協力で、いくつかのコラボレーションを実現しています。そしてそれは、わたしたちの力だけでは成し遂げられなかった広がりをつくることができています。リングを通した支援だけでなく、都立高校で女子高生を前に授業をしたり、渋谷ヒカリエでのトークショーに出演したり、このプロジェクトの思いや考えを伝える活動をつづけています。『世界女の子白書」』の執筆を通して、たくさんの日本の女の子問題にも気付きました。たとえば結婚後の離職率が他の先進国に比べて圧倒的に高いこと、日本女性のやせ型信仰が女の子のからだに致命的な影響を及ぼしていること。これらを含めた女の子の問題を、企業と組むことで解決できる可能性がたくさんあるのではないかと信じています。今もまさに、新しいプロジェクトの計画中!この連載を読んでくださった方、このプロジェクトにご興味を持ってくださった方、たっぷりアイデアが蓄積しています!是非わたくしまで、ご連絡くださいませ。たくさんの(とっても素敵な)みなさまとmeetsできることを願っています!

ガールミーツガールプロジェクトによる連載コラムは今回で終了です。
目を留めてくださってありがとうございます。

半径5メートルの幸せしか考えていなかったわたしたちが、出会ってしまった様々な問題、そして希望にあふれた笑顔たち。ひとつひとつと向き合って、できることをつづけていく。広告を超えて、女の子のためにできることは、わたしたちの毎日もキラキラとさせてくれています。