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1分で分かる海外消費者インサイト2017No.2

Q2 日本でやりたいことは?

2017/09/15

刻々と変わりゆく今の日本は、世界の人々の目にどう映っているのでしょうか? 日本の観光や食、製品などの“ジャパンブランド”は海外でどんな評価を得ているのでしょうか?

2017年2~3月に世界20カ国・地域で行った「ジャパンブランド調査2017」の結果を紹介します。今回は「日本でやりたいこと」です。

A. 「日本食を食べる」がほとんどのエリアで1位、「ショッピング」が東アジアを中心に引き続き人気

日本でやりたいこと(タイトル)
日本でやりたいこと(図表)

全体結果は、昨年とトップ3が変わらず、1位「日本食を食べる」、次いで「自然・景勝地観光」「ショッピング」。

東アジア諸国では「ショッピング」、欧米では「史跡・歴史的建造物観光」が人気を集める傾向も昨年に引き続きですが、より各国ごとの特色が濃くなる結果となりました。

例えば、インドネシアでは「日本旅館に宿泊」が4位、フィリピンとインドは「テーマパーク」がそれぞれ7位、3位、ベトナムは「日本の酒」が8位、オーストラリアは「バー、パブ、居酒屋を楽しむ」が9位、イタリアは「夜景を見る」8位など、上位項目で特徴的な人気の差が出ています。

大きなエリアごとの傾向がありながらも、各国ごとに日本の楽しみ方の流行が出てきているのかもしれません。

 


<ジャパンブランド調査2017の概要>
●目的:日本の食や観光、日本産品など「ジャパンブランド」全般に関する海外消費者の意識と実態を把握し、企業のマーケティング活動を支援。
●対象エリア:20カ国・地域
中国(グループA=北京、上海、広州、グループB=深圳、天津、重慶、蘇州、武漢、成都、杭州、大連、西安、青島)、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア
※東アジア(中国、香港、台湾、韓国)
※ASEAN(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン)
●調査手法:インターネット調査
●対象者条件:中間所得層以上の20歳~59歳男女
※「中間所得者層」の定義:OECD統計などによる各国平均所得額、および社会階層区分(SEC)をもとに各国ごとに条件を設定
●サンプル数:中国はA・B200ssずつ計400ss、アメリカは400ss、それ以外の地域は各200ss 合計4400ss
●調査期間:2017年2月13日~3月10日

電通 チーム・クールジャパン
日本の文化や強みを生かした商品・サービスを海外市場に展開していく「クールジャパン関連事業」推進のために発足した電通の全社横断プロジェクトチーム。電通は経済産業省のクールジャパン機構(ファンド)へも出資。海外展開するクライアント企業の担当者やメディア・コンテンツ担当、海外の現地法人ネットワーク担当、プロデューサー、プランナーが集まり、魅力的な日本を世界に打ち出していく取り組みを行っています。