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ももクロちゃんZがダンゴムシに!?
「MOVE 生きものになれる展」

2017/11/30

    11月29日から来年4月8日まで、東京・お台場の日本科学未来館で「MOVE 生きものになれる展-動く図鑑の世界にとびこもう!-」が開催される。先立つ28日、趣旨説明会と内覧会が実施された。

    冒頭、同館の展示企画開発課・宮原裕美氏が「地球上に生命が誕生したのは38億年前。その後5回の生物大絶滅があり、今6回目の絶滅のカウントダウンが始まっているともいわれる。そんな今こそ、実際に生物の疑似体験ができ、したたかに生存戦略を持って生き抜く生物の多様性を実感してほしい。そして、人間もその一部であることを自覚するきっかけにしてほしい」と開催趣旨を語った。

    続いて、講談社の児童向け学習図鑑シリーズ「動く図鑑MOVE」の森定泉編集長が実施までの経緯や企画内容を説明した。「本書はインパクトのある紹介文や写真を通じて好奇心を刺激し、興味をもつきっかけとなってきた。今回は、書籍や映像の枠を超えて『他の生き物になってみたい』願望をかなえる体験を提供する。あえてVRなどを使用せずアナログにこだわり、想像力を刺激する設定を考えた」と話した。

    会場には、動画配信サービス「Hulu」で独占配信中の幼児向け知育番組「ぐーちょきぱーてぃー」に出演し、同展応援団に就任したアイドルグループ「ももくろちゃんZ」(ももクロ)が駆け付けた。

    5人はそれぞれのカラーに合わせたテーマの妖精に扮して登場。メンバーの百田夏菜子さんが「メンバー全員、生き物が大好きなので、応援団になれてうれしい」と声を弾ませ、高城れにさんは「生き物を見られる体験はたくさんあっても、リアルな生き物の視点を体験できる機会はない」と目を輝かせた。

    また、なってみたい生き物の絵をフリップに描いて発表すると、ユニークな回答に会場から感心の声が上がった。高城さんが「空を飛んでみたいし、長生きできそうだから鶴」と見事な画力を披露し、有安杏果さんは「人間と違って、脳も感情もないと聞いたからクラゲ」とほほ笑んだ。

    また、生き物の求愛ダンスを習得する「ももくろちゃんZと! LOVEダンスゲーム」でさまざまな生き物の求愛ダンスを学んだ5人は、コウロクフウチョウの求愛ダンスを披露。百田さんが「くちばしを翼で隠さないといけないのがポイント」と紹介した。

    さらに、体験展示「鎧をつけてダンゴムシになろう」にちなみ、ダンゴムシとその天敵であるアリの着ぐるみ姿を披露。

    アリ役の佐々木彩夏さんが勢いよくダンゴムシ役の玉井詩織さんと百田さんを攻撃し、「あの子は間違いなく女王アリだ」と震えさせた。

    ダンゴムシとアリの視点を実際に体験し、佐々木さんは「殻があると、すごく安心する。守られていると強く感じる」と感心。百田さんは「子どもの頃ダンゴムシをつつくとすぐ丸まってしまって、なぜか不思議だったけれど、体験してみると怖がっていたのだと分かる。申し訳ない気持ち」と反省した。

    同展の見どころのひとつである体験展示「バシリスクになって水の上を走れ!」では、水の上を走る話題の爬虫類バシリスクの疑似体験ができる。

    メンバーは「水面がゆらゆら揺れて、リアル」「楽しい」と声をそろえた。

    玉井さんはおなかで氷を滑るペンギンの疑似体験コーナーが気に入った様子で、「ダンゴムシ体験もペンギン体験も衣装のサイズが豊富なので、親子そろって楽しめる。親子で一緒に同じ生き物になれる機会はなかなかない!」と、興奮気味に語った。

    百田さんは「私たち5人が20代になってから、一番はしゃいだ日でした! 生き物のことを本当に楽しく学べるので、ぜひ来てほしい」と締めた。

     

    公式サイト: http://zukan-move.kodansha.co.jp/nareru/