アジア女子のイマ #05

アジア女子を独自の視点で勝手に分析! 上海女子はギャル度50% 個人主義&ブランド志向

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    狩野 珠奈
    株式会社電通 関西支社 マーケティングデザイン局

中国各都市別の女性の特性(女性23~32歳)
電通ギャルラボアジア調べ

中国で一番女子力が高い上海

 

中国最大の経済都市、上海。
2013年2月にアジア最大手のLCC(格安航空会社)が就航し、より一層アジア内でのヒト、トレンドの交流が期待されます。

そんな上海。経済はさることながら、女子のトレンド感度についても勢いがあるようで中国の他の地域と比べて非常に意識が高いのです。

特に、男子に注目してもらいたい!若々しさを保ちたい!という意識の高さが目立ちます。

今回はそんな中国一の女子力を誇る上海女子を勝手に分析したいと思います。

 

上海女子は海外&ブランド志向

 

アジア女子まるわかり調査によれば、上海女子は対象国全体の中でも一番の「浪費家」という結果に。
個人収入3.4万円に対して、月に使っているお金が5万円というバランス。

その理由の一つに、彼女たちの“ハイブランド志向”があるのかもしれません。

 
出典:アジア女子まるわかり調査
 
インタビューさせてもらった上海女子のポーチの中身。
やはり海外のハイブランドアイテムがありました!
 

化粧品を例にとって聞くと、旅行に行った際、もしくは友人などが旅行に行った際に免税店で大量買いをしてきてもらうのだとか。
化粧品に関しては、基本、“大人買い”をするようです。

 

 

 

 

ビンディさん

医食同源が浸透 “自然”志向の上海

 

美容の意識については、日本とは異なるトレンドがあるようでした。

お話をうかがったビンディさんによると「上海でのキーワードはとにかく“自然”ですよ。
医食同源の国ということもあって、“カラダ(=素の状態)をキレイにする”という志向がすごく強いです」。

だから、「素肌をキレイにすることの方がメイクよりも大事!
朝のメイク時間30~40分のうち半分以上の時間をスキンケアにあててます」とのこと。

日本の女子は、圧倒的にメイクにかける時間が長く、特にアイメイクに対してはメイク時間のほとんどを割いて、“盛って”います。一方のスキンケアは“時短”トレンド。
特に朝は化粧水1本ですませたり、オールインワンの化粧品、BBクリームなどのお手軽アイテムを取り入れたり、ベースメイクまではとにかくスピード重視で行っています。

 

日本でもトレンドにはなっている“すっぴん” “ナチュラル”志向。
ただ、上海女子たちはトレンドではなく文化、慣習として“カラダ(=素の状態)をキレイにする”ことを実践しており、中でもスキンケアを非常に重視している点で日本とは大きく異なっているようです。

 

上海のギャル度は50% トレンドには流されない

 

今回もLOVE(心)DECO(技)GUTS(体)の3タイプの切り口から上海女子のギャル度を勝手に分析。

 

上海女子のギャル度=50%(日本のギャル度を100%とした場合)

 

デコらず、メイクもナチュラルで見た目は日本のギャルとは異なりクール。

しかし、トレンドに流されるよりも、むしろ個性をアピールしていこうというマインドはギャルに通じているとも感じることからこの結果に。

「トレンドに流されることはないわ。メイクについても男性を意識しすぎて自分のスタイルを崩したりすることはないですね。メイクの自分じゃなくて、素の自分で判断してほしいから」と非常にクールな意見。上のグラフでも「私の憧れ像は自分だ」が5割超と高い数値になっていることからも個人主義の様子がうかがえます。

ところで、日本に対する印象は、というと。

「日本の製品は品質が良いイメージがあるので、例えば、スキンケア商品は日本ブランドの印象がすごくいいけれど、メイク商品になると欧米ブランドの方が日本のより良いイメージです。特にメイクの仕方やファッションを真似することはないですね」と。

ただし、今上海においても「90后」(1990年代生まれ)と呼ばれる若い層では志向が変わってきているようで、アイメイクをしたり、髪を巻いたり…日本の女子の“KAWAII”に近い女子たちが出現しているとのこと。90后以降の上海女子たちが、日本のギャル文化に共鳴する可能性はあるかもしれません。

いかに彼女たちの中に入り込んでいくのか…これからの課題になりそうです。

プロフィール

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    狩野 珠奈
    株式会社電通 関西支社 マーケティングデザイン局

    プランナー。「ギャル」マインドを突破口に女子市場全体を開拓する「電通ギャルラボ」に所属し女性向け商品、美容商品を中心にプラニングを担当。また、2013年6月始動のアジア女子市場のプランニングユニット「電通ギャルラボアジア」の立ち上げに参画。 「ギャルラボ白書」(日経トレンディネット)でアジア女子のレポートを連載中。2013年より、10〜20代の若者を対象にしたプロジェクト「若者研究部(電通ワカモン)」所属。

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