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速報!CES現地レポート!No.1

世界最大規模の家電ショー。

とにかくInternet of Things!

2014/01/10

毎年1月に米国ラスベガスで開催される、CES 2014(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)を現地よりレポートいたします。

CESは、北米を中心に国内外の家電メーカーをはじめ、モバイル、IT、医療、自動車、そして多くのスタートアップ企業が参加する世界最大規模のトレーディングショーです。ですから、多くのメディアでCESの様子は報道されており、既に皆さんもニュースを目にしているのではないでしょうか?

そこで、ウェブ電通報でお送りするこのレポートでは4Kテレビなどの最新映像商品や、最新のスマートフォンやタブレットPCなどの紹介は他のメディアにしていただいて、筆者独自の視点でCESの最新トレンドをお届けするとともに、コミュニケーションへの影響について考察したいと思います。

展示の主役はテレビ

CESでは、国内外の家電メーカー(特に日本と韓国)が競って最新のテレビや、新しいテレビの価値について発信をしています。筆者がCESに参加を始めた4年前は、ちょうどスマートテレビ元年といってよい年で、ネット接続したテレビでストリーミングによる動画コンテンツを楽しむだけでなく、各社がゲームや買い物、SkypeやFacebook、Twitterでのコミュニケーションを楽しむ未来を提示していました。しかし、今年の各社が最も訴求しているのは「4K」「Ultra HD」など画質メインへの原点回帰でした。後はテレビの画面が曲がったりもするのですが、このへんはぜひとも多くのメディアで報道されていることと思いますので、そちらをどうぞ。

注目のキーワードはIoTとウェアラブル

IoTとは、Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」とよく訳されています。パソコンや携帯電話以外に、家電、自動車、時計、体重計・・・様々な「モノ」がインターネットに接続される世界です。4年前、私が初めて参加したCESではネットに接続したテレビ「スマートテレビ」や「コネクテッドテレビ」が発表され大きく注目を集めていました。それから4年、CESでは様々な「モノ」がスマートフォンと連携し、家庭内無線LANと接続され、ネットと接続することによって新しい価値を提供しています。

そして、もうひとつのキーワードがウェアラブル。Nike+ FuelBandが発売された2012年がウェアラブル元年と筆者は考えているのですが、今年のCESは多くの企業がウェアラブルデバイスや、スマートウォッチを発表しています。実は、この流れもIoTの一部であるのですが、スマートフォン接続を前提とした様々な身に着ける「モノ」の普及・発展を今年のCESは示唆しています。