アジア女子のイマ #04

アジア女子を独自の視点で勝手に分析! ベトナム女子はギャル度30% ギャル化ポテンシャル高

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    狩野 珠奈
    株式会社電通 関西支社 マーケティングデザイン局

女子市場、急成長中のベトナム

 

今回は、ベトナム女子を取り上げます。

経済発展とともに、ファッションをはじめとした女子関連市場も大きく伸びているベトナム。非常に注目されている市場です。

携帯電話の普及率は175%※1を超え、さらにFacebook利用者の伸び率は8カ月で27%※2と非常に高い。SNSや海外サイトからファッション情報を貪欲に吸収している女子たちのギャル度を勝手に分析したいと思います。

※1 2011年国際電気通信連合(ITU調べ)
※2 アウンコンサルティング 「世界40ヶ国のフェイスブック人口推移」(2013年5月)

 
ジャンさんとバイク
バイクには花のデコレーションも

バイクギャルは美白のために年中マスク

 

ベトナムといって思い浮かぶ景色。それは街中を埋め尽くすバイクではないでしょうか?

そんなベトナムでは女子たちも当然バイクを乗りこなします。アジア女子まるわかり調査によれば、ベトナム女子のバイク所有率はなんと84.7%。調査対象国・地域の中でダントツの1位です。しかも、ベトナムでは日本製のバイクが圧倒的人気とのこと。ベトナムでは、壊れにくさ、性能の観点から日本製が好まれているようです。

彼女たちの中でスタンダードになってきているトレンドが「マスク」!

インタビューをしたジャンさんによれば「バイクに乗る時は、必ずマスクをします。ヘルメットの下にツバの大きな帽子をかぶり、ジャケットや手袋で肌を守ります」とのこと。排気ガスなどの空気汚染が問題となったことはもちろん、さらに「美白目的」でのマスク利用が一般的になっているようなのです。

 

モテではなく、自分を高める“美”

 

ベトナム女子たちにとっての“美”とは。

彼女たちは、前述の美白以外でもアンチエイジング志向が非常に強いのです。
なんと、「自分の年齢より若く見られるように積極的に努力している」という女子が67.7%と、こちらも対象国の中でも際立ちます。 さらに、「知性と教育は外面の美しさに反映される」83.1%、「ファッションやスタイルのセンスで褒められたい」73.3%と高スコア。一方で「簡単かつ快適な衣服を着るよりも、魅力的に見えるように着飾りたい」41.1%、「異性の前でベストに見えるように、容姿を改善する56.5%とファッションや美容は、オトコに“モテる”ためではなくて、自分のアイデンティティとして、自分磨きの対象と捉えられているとも考えられます。

出典:アジア女子まるわかり調査
 
アオザイを着るジャンさん


また、ベトナムでは社会人になっても塾に通い、勉強を続けている人が多いとのこと。調査でも、お小遣いが少なく生活満足度が対象国の中で最も低い結果であり、少しでもお小遣いを増やし買い物や遊びに出かける努力をしている様子がうかがえます。内外ともに満たされた人が、女子として美しいという価値観かもしれません。

 

 

ベトナムのギャル度は30% ギャル化のポテンシャルは高いか?

 

今回もLOVE(心)DECO(技)GUTS(体)の3タイプの切り口からベトナム女子のギャル度を勝手に分析。

 

ベトナム女子のギャル度=30%(日本のギャル度を100%とした場合)

 

ベトナムでは、まだファッションやメイクに向けられる金額が少なく、買い物に出かけるよりも、近くのコミュニティー内での付き合いに行動が限定されるなど、見た目のギャル度は高くないのでこの結果に。

ただし同じ趣味の仲間の付き合いを大事にする点は、限られたコミュニティーで独自の文化を生み出す日本のギャルと似ている。 今後、さらなる経済発展によってベトナム女子独自の文化が生まれていく、そんなポテンシャルを感じさせます。

日本のギャル文化の受容性について聞いてみると、「お金のある人は日本の商品を使うこともあるけど、若い子は高くてなかなか買えない。テレビをつけても韓国の番組ばかりで、日本の情報を得る機会がない。前は日本が好きだったんだけど…」とジャンさん。

出典:Minions Viet Nam
公式Facebookページ

テレビ番組などのコンテンツが、情報入手の媒介として重視されていることがうかがえる。

「今、ベトナムでは映画『Despicable Me 2(邦題:怪盗グル—のミニオン危機一発)』のキャラクターを真似するのが女子の間で流行になっています」

えっ?!こういうイメージですか?!

Facebookやファッションの専門サイト、テレビ番組、映画などから海外の新鮮な情報をリアルタイムで“貪欲に”またある意味“素直に”吸収しているベトナム女子たち。

今、ベトナムにおいてはどの国の文化を“吸収”するのか岐路に立っているといえます。日本のギャル文化も上記の例のように、コンテンツに載せて伝えていく必要がありそうです。

プロフィール

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    狩野 珠奈
    株式会社電通 関西支社 マーケティングデザイン局

    プランナー。「ギャル」マインドを突破口に女子市場全体を開拓する「電通ギャルラボ」に所属し女性向け商品、美容商品を中心にプラニングを担当。また、2013年6月始動のアジア女子市場のプランニングユニット「電通ギャルラボアジア」の立ち上げに参画。 「ギャルラボ白書」(日経トレンディネット)でアジア女子のレポートを連載中。2013年より、10〜20代の若者を対象にしたプロジェクト「若者研究部(電通ワカモン)」所属。

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