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富山に新会社「TOYAMATO」設立。
千葉ロッテマリーンズ・石川選手らが市街地活性化を推進

2020/01/15

    富山県出身で千葉ロッテマリーンズの石川歩投手と、北日本新聞社の駒沢信雄社長、富山にルーツを持つ実業家・青井茂氏は10日、富山市で記者会見し、市街地活性化を推進する新会社を昨年12月に設立したと発表した。


    新会社「TOYAMATO(トヤマト)」は来年にも富山市の中心市街地に宿泊機能やアートギャラリーを備える複合施設をつくる計画。ホテルや飲食業に加え、野球などのスポーツイベントの企画、富山への移住促進などにも取り組むとしている。社名は、“富山と何かをつなぎ、共に新しい事業を創造する集団”を目指してネーミングした。

    青井氏の祖父は、ファッションビルの丸井の創業者で富山県生まれの忠治氏。青井氏は現在、不動産事業を手掛ける会社「アトム」を経営。富山の活性化にも力を入れている。
    石川投手は富山県魚津市出身。県立滑川高、中部大、東京ガスを経て2013年のドラフトで千葉ロッテマリーンズに1位指名され入団。
    2013年に出会った青井氏と石川氏。ともに富山に縁のあるふたりは意気投合し、富山への社会貢献を誓った。その後、富山の特産である白えびをモチーフとしたキャラクターを開発し、2018、19年には、同県のおいしい食、モノ、アートが集まるイベント「Toyama White Shrimps Night」を開催。また、19年には、アトムと北日本新聞社共同にて、石川氏による野球教室「石川歩 ピッチャーズ エリート アカデミー」を滑川市にて開催。地元への貢献を目指した活動を続けている。

    石川歩ピッチャーズエリートアカデミー
    同社は今後、ホテル・飲食業以外にも、カルチャーや事業承継、観光UIJターン・レストラン事業など多面展開していくという。