「Japan is back!」

ダボスのイベントで“日本”を発信

世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)が1月22~25日、スイス東部のダボスで開催された。会期中、日本の民間企業の活力を世界に発信するイベント「ジャパン・ナイト」(主催=同実行委員会)と日本の強み・魅力を世界に紹介する「ジャパン・ランチ」(主催=日本政府)が行われた。

 

「ジャパン・ナイト」は23日にダボスのセントラル・スポーツホテルで開かれ、WEFの参加者ら約650人が出席した。冒頭、LIXIL の藤森義明社長、ローソンの新浪剛史社長のあいさつに続き、WEFのクラウス・シュワブ会長や主催の日本企業17社の代表らが鏡開きを行った。会場にはすしや和牛をはじめとした和食、日本酒などが用意され、来場者は思い思いに日本の食文化を堪能した。また場内に設置されたモニターでは、ダボス会議での安倍晋三首相の演説や新国立競技場のプロモーション映像、富士山の紹介映像などが流された。

 

最終日の25日には、「ジャパン・ランチ」がダボス・コングレスセンター(会議場)で開催された。会議場内での日本政府主催のイベントは初の試みで、WEF参加者や日本および海外メディア関係者約1500人が出席した。茂木敏充経済産業相は「これを機に多くの人が訪日し、文化や自然を楽しんでほしい」とあいさつ。また、日本経済と成長戦略を説明するとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、おもてなし精神を最大限に生かしたいと語った。

 

林芳正農林水産相は「和食はユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、世界中で知られている」と話し、そのおいしさや健康的なことをアピールした。会場は桜の枝木で飾られ、日本の春の雰囲気が演出された。松花堂弁当や日本酒、日本茶が振る舞われ、参加者から好評を博した。また、最先端の音声認識技術を使い、日本の風景や文化を動画で視聴できる体験コーナーや、手元で3Dプロジェクションマッピングが楽しめる「ハコビジョン」(関連記事:dentsu-ho.com/articles/363)も展示するなど、日本の歴史・文化を紹介。会場全体で「日本」をPRし、多くの要人から「日本を見直した」など称賛の声が上がった。

会議初日の安倍首相の基調講演や両イベントにより、今年のダボスの話題は日本が一手にさらった。シュワブ議長の「Japan is back!」という発言がそれを物語っている。

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