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「子ども主体の食育」をアプリで!大塚製薬の「もぐもぐタウン」へようこそ

2024/03/18

 

「好き嫌いなくごはんを食べて、健康に育ってほしい」

世のママやパパはみんなそう思っている。でも実際は、子どもの「好き嫌い」や「食わず嫌い」が立ちふさがり、思うようにいかない。

仕事と子育てを両立するために食事の時間もなんだかせわしなく、「食」について子どもと話す余裕もない……。

  • 子どもが自分から食に興味を持てるようなアプローチができないだろうか?
  • 毎日の食事においてママやパパの力になれることはないか?

そんな思いから生まれたのが、大塚製薬の食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」です。

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左から電通 坂本愛氏、大塚製薬 武藤太郎氏、電通 大来優氏
左から電通 坂本愛氏、大塚製薬 武藤太郎氏、電通 大来優氏

それにしても大塚製薬が、なぜこの無料アプリを作ったのでしょうか?

「もぐもぐタウン」担当の大塚製薬・武藤太郎さん、ゲーム開発を統括した電通のプランナー・坂本愛さん、「もぐみん」をはじめデザイン全般を担当したアートディレクター・大来優さんに話を聞きました!

<目次>
「子どもにごはんを食べてもらうことで精いっぱい」の状況をなんとかしたい!

子どもたちが飽きないための工夫。25万種類のもぐみん!?

大塚製薬は子どもが主体的になれる食育をサポートしたい!

 

「子どもにごはんを食べてもらうことで精いっぱい」の状況をなんとかしたい!
 

大塚製薬 武藤太郎氏
大塚製薬 武藤太郎氏

──本日は、子どもたちが主体的に「食」に興味を持ち、日々の食事が楽しくなる無料アプリ「もぐもぐタウン」について伺っていきます!「もぐもぐタウン」はどのようなゲームアプリですか?

坂本:ごはんに隠れた食材キャラクター「もぐみん」を集めていくというゲームです。毎日の食事の際に、スマホのカメラでごはんを撮ると、その写真の中から「もぐみん」が3体現れます。例えば、ミートソーススパゲティを撮影したら、「たまねぎ」「にんじん」「ぎゅうにく」など、その料理に使われている食材の「もぐみん」が出てきます。

Step1、Step2


──各ご家庭で、朝ごはんや夕ごはんの写真を撮ると、その中からキャラクターが出てくるんですね。

坂本:はい、裏側では最新の画像認識技術を使って、どんな料理かを判定しています。そして、その食材についてのクイズに答えると、「もぐみん」を獲得できます。これを繰り返して、いろんな「もぐみん」を集めていくことで、彼らが暮らす「もぐもぐタウン」という町が大きくなっていきます。

Step3、Step4、Step5

──大塚製薬がなぜ、このゲームアプリを作ろうと思ったのでしょうか?

武藤:家庭での「食育」のきっかけを作りたいと思ったからです。あまり知られていないかもしれませんが、大塚製薬では長年、食育活動を行っています。その中で、小学校に勤務する栄養士に話を伺ったところ、今の子どもたちは、私たちの想像以上に、食に関する知識が乏しいようなんですね。

例えば、焼き魚は最初から「切身」の形をしていると思い込んでいたり、骨があることを知らなかったり、野菜の原形が分からなかったり、えっ!と驚くことをいろいろ聞きました。共働き世帯が増えていることもあって、子どもとスーパーに行く機会がなかったり、出来合いのおかずを食べることが増えているからだと思います。

坂本:好き嫌いや食べず嫌いも多いようです。今回アプリの開発にあたって周りのママやパパにヒアリングをしてみたら、子どもが偏食で困っている人がたくさんいました。子どもが前向きに食材に関心を持ち、食べてみようと思ってくれるにはどうしたらいいか悩んでいます。

大来:分かります!私も4歳児を育てていますが、「とにかく、食べてさえくれればいい」という感じです(笑)。出産前後に離乳食についての知識をインプットしたとき、「三色食品群」などをあらためて学んだので、栄養バランスの良い食事が大事なことはいつも頭の片隅にあるのですが。

武藤:私も4歳の子がいますが、小さい子どもに栄養バランスの良い食事を毎日食べさせられるかというとやっぱり大変ですよね。

大来:難しいですね。子どもが「これヤダ」と食べるのを拒んだときに、注意できないわけではないんですが、「強く押さえつける言い方は、長期的にはよくないな」とも思います。子どもだって、食事のたびに「食べなさい!」と言われ続けると、食べることがイヤになってしまうかも……。

坂本:こういうお悩みって、実は日本の社会課題なんです。大塚製薬さんと行ったある調査(※)では「子どもの栄養バランスが偏っていると感じる」と答えた人が7割もいました。

調査結果

子どもの食育とデジタル活用に関する調査

 

武藤:「食育なんてどうでもいい」という保護者はおそらくいなくて、皆さんいい方法がないかと思っていますよね。そこで、以前から当社の事業に力を貸していただいている電通さんに、家庭で子どもが食について興味を持つことができるアプリ開発を相談しました。実は以前にも「スケッチクック」という食育アプリを電通さんと一緒に開発していて、お互いに課題を共有できていたんです。

──どんなコンセプトで「もぐもぐタウン」開発をスタートしたのでしょうか?

武藤:「家庭でできて、食に関する知識が得られる」ことが目標ですが、一番大事なのは「子どもが楽しいと思えるもの」ですね。子どもたちが「食」に興味を持ち、主体的に取り組めるものを意識しました。

大来:自分の日々の子育て経験と照らし合わせてみても、やっぱり子ども自身が興味を持って「やりたい!」と言ったことが一番楽しんでくれるし、身につくと感じています。だからこそ、子どもが自分からやりたいと思える要素をとことん追求しようと思いました。 

子どもたちが飽きないための工夫。25万種類のもぐみん!?
 

電通 大来優氏
電通 大来優氏

──アプリ開発でこだわったポイントを教えてください。

大来:まず、子どもが飽きずに、繰り返しやりたくなるよう工夫しました。このアプリは、おうちのごはんを撮影すると「もぐみん」という食材のキャラクターが現れるのですが、例えばりんごを撮ったとき、いつも同じ見た目の「りんごもぐみん」が出てくると、子どもは飽きるだろうと思いました。そこで、同じ食材でも毎回違う見た目の「もぐみん」が出てくるように、バリエーションを増やそうと思いました。

坂本:「もぐもぐタウン」では100種類の食材に対応しているのですが、実は「目」と「口」のデザインは各50種類あります。つまり、100×50×50=25万種類の「もぐみん」が登場する仕掛けになっています。いろいろな表情の「もぐみん」を作ることで、「今日はどんな『もぐみん』に会えるだろう」と楽しみにしてもらえると思いました。

大来:デザインにはいろんな案が出たのですが、デジタルでも温かみのある体験になるよう、子どもには身近な「工作」をベースにしようと思い「切り絵」で3Dキャラクターを構成することになりました。いろいろな目・口のパーツを用意したので、同じ「りんごのもぐみん」でも全然違う個性が見えてきて楽しいんです。

武藤:目と口が違うだけで不思議と「誰かに似てるな」ということが発生するんですよね(笑)。

大来:「この『もぐみん』はママに似てる」「友達の◯◯ちゃんに似てる」と、親子で会話が弾むと思います(笑)。私自身も、制作しながら「この子は知り合いの誰々に顔がよく似ているな〜!」と楽しんでいました。

もぐみん

武藤:飽きがこないことに加えて、「達成感」にもこだわりました。クイズに答えて「もぐみん」を仲間にしていくと、いろいろな施設ができて「もぐもぐタウン」という町ができ上がっていきます。

坂本:これはもう1人のプランナーのアイデアがもとになっているのですが、「もぐもぐタウン」は体の中にある町という設定なんです。「たんのうタンク」「はいタワーマンション」「いぶくろまんたんプール」などいろいろな施設があります。「自分が食べたものが、自分の体を作っていくんだ」と感じてほしいですね。

もぐもぐタウン

大来:ビジュアルは可愛らしく、施設の名前はギャグのようですが(笑)。これは体の中なんだということが子どもにも楽しんで感じられるように、形とネーミングを考えていきました。

武藤:いろいろな「もぐみん」を仲間にできたり、町が大きくなったり、大人から見ても、アプリを使うたびに新しい発見と達成感があります。「もぐもぐタウン」というアイデアは非常にはまったというか、坂本さんや大来さんが楽しく表現してくれました。

──「もぐみん」を仲間にするゲームとしての楽しさが、食材や体のことを知っていく「食育」につながっているんですね。

武藤:はい、そこが一体となっていることが重要なんです。子どもが楽しく遊べる工夫もいっぱいですが、これは食育のためのアプリですから、「ちゃんとした食の知識を子どもが理解できる」というコンセプトに沿って、すべての要素が構築されています。

写真を撮ると出てくる「もぐみん」について、その食材の特徴、栄養、旬、どんなメニューに使われているかなどを楽しいテキストで説明し、実物の食材の写真も見ることができます。信頼できる内容にするため、日本スポーツ栄養協会の管理栄養士に監修してもらいました。

坂本:このアプリのメインターゲットは、小学校2〜3年生を中心に想定していますが、もっと小さな子でも大人でも楽しめるような内容です。食材に関する情報を幅広く伝えつつも、難しくならないよう、あくまでも楽しくユーモアを交えるということで、電通のコピーライターたちが文章を練りに練ってくれました。クイズも難し過ぎず、簡単過ぎずといったさじ加減にも苦労しましたね。

武藤:どんな内容なら子どもたちに関心を持ってもらえるか、管理栄養士からアドバイスをいただきながら、電通の皆さんと検討を重ねました。

坂本:武藤さんのアイデアにも、とても助けていただきました。やっぱり子育て真っただ中ということもあり、「親心」という観点でも、大塚製薬というプロフェッショナルの観点でも、的確な提案をしていただきました。

大塚製薬は子どもが主体的になれる食育をサポートしたい!
 

電通 坂本愛氏
電通 坂本愛氏

──開発メンバーのお子さんにもテストプレーをしてもらったとのことですが、お子さんたちの反応はいかがですか?

坂本:試作段階でチームメンバーの子どもたちに使ってもらったところ、驚くほど好評でした。あるメンバーは、子どもがかなり偏食で悩んでいたのですが、子どもが「アスパラガスもぐみん」と出会ったことで、アスパラガスが好きになったそうです。

大来:そうそう、これすごく良い話なんです。

坂本:アプリのアスパラガスの原形の写真を見て、「アスパラガスってこんなに長いの?」と(笑)。食卓に出てくるアスパラガスは食べやすいサイズに切られていますからね。それまで子どもにアスパラガスの原形を見せたことがなかったことに気づき、これからは料理前に食材の原形を見せてあげよう!と思ったそうです。

武藤:子どもがこのアプリで遊ぶことで、ママやパパに気づきが生まれるのもいいことですよね。親子にとっての「食育」になっている。「もぐもぐタウン」をきっかけに、親子で一緒に買い物に行き、いろいろな食材を見て話をしてほしいなと思っています。

──最後に少しだけビジネス的なところを伺います。このプロダクトは、遊びによって課題を解決する、いわゆる「ゲーミフィケーション」に当たると思います。「スケッチクック」「もぐもぐタウン」でゲーミフィケーションに取り組んできた大塚製薬と電通で、見えてきたものは何でしょう?

坂本:ゲームと学びの相性はとても良いと思います。保護者の中には、「子どもがスマホでゲームをする」ことに罪悪感を持つ人がいるかもしれません。でもうまく活用すれば、学びの「強い味方」になってくれると思うんです。

大来:子どもって、親に何かを教えることが大好きなんです。「もぐもぐタウン」で食について知った子どもは、主体的に「食」に取り組むようになると思います。子どもに食に興味を持ってもらい、親子に食をめぐるコミュニケーションが生まれることがこのアプリの目的です。

子どもは主体的にやりたいと思ったことは身につく。自ら学んだことや知識を喜んで披露してくれる。だからこそ子ども自身が「これ食べたい」「これ知ってる?」と語りたくなるような体験をつくりたい。
子どもは主体的にやりたいと思ったことは身につく。自ら学んだことや知識を喜んで披露してくれる。だからこそ子ども自身が「これ食べたい」「これ知ってる?」と語りたくなるような体験をつくりたい。

武藤:スマホと子育てについてはいろんな意見がありますが、いまの時代、YouTubeやスマホなど、デジタルと育児を切り離すことは難しいですよね。ならば、学びがあり、安心して使ってもらえるアプリを提供していくのは一つの方法だと思います。

──「もぐもぐタウン」の今後の予定を教えてください!

坂本:アプリ以外の展開も考えていまして、進行中の施策が二つあります。一つは、「もぐもぐタウンカルタ」です。これはチームメンバーで、子どもが喜ぶプロモーションを考える中で出てきたアイデアです。

大来:今回「もぐみん」という魅力的なキャラクターができたので、家族や友だちと一緒に遊べるものをと考案しました。

もぐもぐタウンカルタ 
坂本:いわゆる「三色食品群」について学べる、絵合わせカルタです。デジタルアプリに、リアルな体験を掛け合わせることで、「もぐもぐタウン」の世界観を広げていきます。「読み札」は電通のコピーライターによる力作です(笑)。

大来:そしてもう一つが、動画コンテンツ「もぐもぐタウンレディオ」です。こちらは3月19日にリリース予定です。「もぐもぐタウン」に住んでいる「もぐみん」たちを代わる代わるゲストに迎え、食卓の主食を務めるごはんが「MCごはん」となって、ラジオ番組風アニメをYouTubeでお届けします。

坂本:こちらはゲームアプリで学べる内容から少し踏み込んで、栄養だけでなく、食材の組み合わせによる料理のおすすめなど、子どもが料理や栄養にさらに興味関心を持つきっかけ作りとして企画しました。同時に、子どもが「もぐもぐタウンレディオ」を見ていることで、ママやパパが食事の準備がスムーズにできればいいなと思っています。

もぐもぐタウンレディオ


武藤:カルタや動画コンテンツによって「食」についての良いコミュニケーションが生まれたり、「もぐもぐタウン」が思い出されて、ゲームアプリをもっと使ってもらえるといいですね。ぜひ皆さん、ダウンロードしてみてください。

坂本:「もぐもぐタウン」をたくさんの人に使ってもらうことで、大塚製薬さんが食育に力を入れていることも世間に伝わるとうれしいです。武藤さんをはじめ、大塚製薬の皆さんと仕事をしていて、健康のための会社でありたいという思いが伝わってきます。

武藤:ありがとうございます!「もぐもぐタウン」が、いろんなご家庭や企業の食育活動のヒントになるといいなと思います。

「食育の日」に体験会を開催!その結果は……子どもたちの表情が物語ります。
「食育の日」に体験会を開催!その結果は……子どもたちの表情が物語ります。
食育の日

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もぐもぐタウン公式サイト 
https://mogumogu-town.jp/
 

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