第1回日経「星新一賞」表彰式

第1回日経「星新一賞」(主催=日本経済新聞社  特別協賛=IHI  協賛=JBCCホールディングス 東京エレクトロン)表彰式が3月15日、東京・港区の国立新美術館で開催された。同賞は、作家・星新一氏にちなみ、理系的発想から生まれたジャンルや形式にとらわれない作品を対象とする文学賞。一般部門2546点、ジュニア部門511点の応募があり、一般部門グランプリには遠藤慎一さんの「『恐怖の谷』から『恍惚の峰』へ~その政策的応用」、ジュニア部門グランプリには松田知歩さんの「おばあちゃん」が決まった。
 
 
日本経済新聞社の佐藤雅徳副社長は「予想を超える数の応募があり水準も大変高かった。今日をきっかけに、理系文学がますます『想像』から『創造』へと広がることを願っている」とあいさつ。星氏の次女、星マリナさんは「面白い話はいつまでも人の心に残り、影響を与え続けて世界を広げてくれる。それはとてもすてきなことで、星新一賞の受賞作品もそうであってほしい」と話した。
 

遠藤さんは「今回の作品は学術論文のような形式で実験的な作品。小説としてどうなのか不安だったが、この賞がチャンスと思い応募した。このスタイルが認められて大変うれしい。これからも挑戦的な作品を書き続けていきたい」と喜びを語った。 審査員を務めた作家の新井素子氏は「星さんのショートショートのような作品は、書けそうで書くのは大変なのに、ジュニア部門で良く書けている作品が多くて驚いた。一般部門の入賞者は男性ばかり。もっと奇抜な作品の登場と女性の活躍を期待したい」と総評した。



受賞作品(敬称略)
<一般部門>
グランプリ(星新一賞) 遠藤慎一「『恐怖の谷』から『恍惚の峰』へ~その政策的応用」
準グランプリ(IHI賞) 相川啓太「ピロウ」
優秀賞(JBCCホールディングス賞) 春名功武「認証」
優秀賞(東京エレクトロン賞) 窓川要「朝に目覚ましの鳴る世界」
<ジュニア部門>
グランプリ(星新一賞) 松田知歩「おばあちゃん」
※3月下旬、電子書籍販売サイト「日経ストア」で受賞作品集を電子書籍として販売する。
詳細は、公式サイトで。

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