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日本最大級のアワード・ACC賞、2018年の入賞作品を発表

    2018/10/01

    日本最大級のアワード・ACC賞、2018年の入賞作品を発表

    全日本シーエム放送連盟(ACC)は9月27日に「2018 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」の全部門入賞作品を発表した。

    昨年から名称を改めた同アワードは、前身の広告賞「ACC CM FESTIVAL」から数えて58回目の開催。日本のクリエーティブ業界最大級のアワードとして認知されており、今年の応募総数は全6部門合計2633本となった。

    従来の「インタラクティブ」を再構築し、ブランドに貢献する全てのアイデアを評価対象とした「ブランデッド・コミュニケーション」(デジタル・エクスペリエンスのAカテゴリー、プロモーション/アクティベーションのBカテゴリー、PRのCカテゴリー、デザインのDカテゴリー)の他、「フィルム」(テレビCMのAカテゴリー、オンラインフィルムのBカテゴリー)「ラジオCM」「マーケティング・エフェクティブネス」「メディアクリエイティブ」「クリエイティブイノベーション」の各部門から10点の「総務大臣賞/ACCグランプリ」と各賞を選出した。

    なお、同日には優れたCMを長年作り続けたクリエイターに贈られる第7回「クリエイターズ殿堂」も決定。大瀧詠一氏(故人)、市川準氏(故人)、杉山恒太郎氏、中山佐知子氏、中堀正夫氏、高橋靖子氏の6人が選ばれた。同じく同日に発表された、CMの歴史に残る優れた作品を殿堂入り作品として選考する第17回「パーマネントコレクション」では、テレビCM2作品、ラジオCM3作品が殿堂入りしている。

    各部門の総務大臣賞/ACCグランプリ受賞作品と、審査委員長による講評は次の通り。


    フィルム部門 Aカテゴリー(テレビCM)

    広告主:UHA味覚糖
    商品名:さけるグミ
    題名:さけるグミ「デート」30秒編/さけるグミ「動物園」30秒編/さけるグミ「バイク便」30秒編/さけるグミ「玄関」30秒編/さけるグミ「嫉妬」30秒編/さけるグミ「秘密」編30秒/さけるグミ「嘘」編30秒/さけるグミ「プロポーズ」編30秒/さけるグミ「タクシー」編30秒/さけるグミ「ロングロングリムジン」編30秒/さけるグミ「さける2人」編60秒

    広告会社:博報堂
    制作会社:東北新社

    UHA味覚糖「さけるグミ」

    フィルム部門 Bカテゴリー(オンラインフィルム)

    広告主:サイボウズ
    商品名:サイボウズ創立20周年企画
    題名:第1話 残業編/第2話 女性活躍編/第3話 イクメン編/第4話 複(副)業編
    広告会社:日本経済広告社
    制作会社:ファンワークス

    サイボウズ「創立20周年企画」

    講評:フィルム部門審査委員長 電通・澤本嘉光氏

    広告業界以外の多様なジャンルからの審査委員により、広告の枠にとどまらない、映像の世界の中で広告フィルムを評価するという指針で審査している。Aカテゴリーでは、数年続くシリーズCMに良作が多かった。Bカテゴリーでは「いいね!」を獲得しそうなエモーショナルな動画が増えているのが特徴。審査を通じて、広告、映画、テレビといった動画界が相互に交流を持ち、日本の動画をさらに良くするという観点から貢献できるとうれしい。

    澤本嘉光氏

    ラジオCM部門

    広告主:群馬マスコミ3社(上毛新聞社・群馬テレビ・エフエム群馬)
    商品名:特殊詐欺ゼロキャンペーン
    題名:無許可
    広告会社:エフエム群馬

    広告主:群馬マスコミ3社(上毛新聞社・群馬テレビ・エフエム群馬) 商品名:特殊詐欺ゼロキャンペーン

    講評:ラジオCM部門審査委員長 博報堂ケトル・嶋浩一郎氏

    作り手の多様なテクニックとその進化を感じ、ラジオCMは多様な方向に広がっていることを、審査する中で実感した。グランプリは実際に犯人が電話をしてきた時の音声を活用したCM。犯人の口調は意外にもカジュアルで、驚きを感じる。リアルとはこういうものと感じさせる、ドキュメンタリーCMの新しい挑戦が多くの審査委員の支持を得た。

    嶋浩一郎氏

    マーケティング・エフェクティブネス部門

    広告主:高崎市
    商品名:シティプロモーション
    キャンペーン名:絶やすな!絶品高崎グルメ「絶メシリスト」
    広告会社:博報堂ケトル/博報堂
    制作会社:テー・オー・ダブリュー

    商品名:シティプロモーション キャンペーン名:絶やすな!絶品高崎グルメ「絶メシリスト」

    講評:マーケティング・エフェクティブネス部門審査委員長 ライオン・小和田みどり氏

    グランプリは全員一致で決定した。PR効果やCM掲載店の売り上げ増だけでなく、後継者問題の解決の糸口をも作り出し、町に活気と市民の誇りが出てきたこの功績は大きい。この活動が広がり日本全体が元気になれば、ものすごいエフェクティブになるだろう。

    小和田みどり氏

    ブランデッド・コミュニケーション部門 Aカテゴリー(デジタル・エクスペリエンス)

    広告主:NTTドコモ
    商品名:ドコモ5G
    作品名:FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 距離をなくせ。
    広告会社:電通
    制作会社:電通テック/ELEVENPLAY/Rhizomatiks/P.I.C.S.

    商品名:ドコモ5G 作品名:FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 距離をなくせ。

    ブランデッド・コミュニケーション部門 Bカテゴリー(プロモーション/アクティベーション)

    広告主:日清食品ホールディングス
    商品名:アクマのキムラー
    作品名:チキンラーメンアクマのキムラー
    広告会社:電通
    制作会社:ギークピクチュアズ

    商品名:アクマのキムラー 作品名:チキンラーメンアクマのキムラー

    ブランデッド・コミュニケーション部門 Cカテゴリー(PR)

    広告主:ロコモ チャレンジ!推進協議会
    商品名:ロコモティブシンドローム啓発運動
    作品名:ロコモティブシンドローム啓発運動 -7年間で成し遂げたこと-
    広告会社:博報堂
    制作会社:オズマピーアール/ジェイピーアール/R’s Park/AOI Pro./SEESAW/コロニーインラタクティブ/CNインターボイス

    商品名:ロコモティブシンドローム啓発運動 作品名:ロコモティブシンドローム啓発運動 -7年間で成し遂げたこと-

    ブランデッド・コミュニケーション部門 Dカテゴリー(デザイン)

    広告主:東日本旅客鉄道
    商品名:行くぜ、東北。
    作品名:行くぜ、東北。
    広告会社:電通
    制作会社:クリエーティブ・パワー・ユニット/一倉広告制作所/コトリ社/片村文人写真事務所/ 横浜スーパー・ファクトリー/ 電通オンデマンドグラフィック

    広告主:東日本旅客鉄道 商品名:行くぜ、東北。

    講評:ブランデッド・コミュニケーション部門審査委員長 電通・菅野薫氏

    昨年までのインタラクティブ部門を再構築し、ブランドに貢献する全てのアイデアを評価対象とした新しい部門だ。賞は議論しながら時代に合わせて変わり続けるべき。昨年の2.5倍の応募数となったことが何よりの励みだ。今回の受賞結果で、今まで褒められることのなかったアイデアが発見され、ここから新しい才能が発見されることを願っている。

    菅野薫氏

    メディアクリエイティブ部門

    エントリータイトル:PLAY THE GIFT
    媒体社名:東急電鉄
    広告主:SKY Perfect JSAT Corporation/PIZZA OF DEATH RECORDS
    広告会社:電通/D2C dot
    制作会社:電通クリエーティブX

    媒体社名:東急電鉄 広告主:SKY Perfect JSAT Corporation/PIZZA OF DEATH RECORDS

    講評:メディアクリエイティブ部門審査委員長 放送作家/脚本家/京都造形芸術大学 小山薫堂氏

    全ての企画は人との化学反応で価値を生み出す。グランプリは、アーティストのパワーとファン特性の掛け算をSNS上で展開し、OOHのアセットを最大化させた。SNSによって、人がメディアになりうることを証明している。ゴールドにはテレビを活用した2作品を選出。リアルタイムのマスメディアであるテレビの可能性を再認識した審査会でもあった。

    小山薫堂氏

    クリエイティブイノベーション部門

    タイトル:スキンエレクトロニクス
    カテゴリー:プロトタイプ
    応募団体:東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻染谷研究室/大日本印刷/太陽企画

    タイトル:スキンエレクトロニクス カテゴリー:プロトタイプ

    講評:クリエイティブイノベーション部門審査委員長 東京大学/ソニーコンピュータサイエンス研究所・暦本純一氏

    テクノロジーあり、アイデアあり、エンターテインメントありという幅広い作品がそろった。グランプリは、ここにしかない技術というだけではなく、使い方や応用の輪が広がっていくイメージができるものだった。このように、一つ一つの作品が広く波及していくのが“イノベーション”だと考える。そのきっかけとなり、種をまけていたところも良かった。

    暦本純一氏

    入賞作品および作品リストは、ACCウェブサイト内で閲覧できる。