「名もなき家事」から⽣まれた妖怪たち。「いえのなかの ぼやき妖怪ずかん」が発売
2022/07/27
家事として具体的な名称は付されていないものの、生活する上で必要な「名もなき家事」。その「名もなき家事」をテーマにした絵本「いえのなかの ぼやき妖怪ずかん」(ポプラ社)が7月19日に発売された。電通の矢野貴寿氏が原案・文を担当している。

服がぬぎっぱなし、食卓がごちゃごちゃ、トイレットペーパーが切れたまま……そんな家の中の、小さな「名もなき家事」が「ぼやき妖怪」化。フクヌギッパ、ショクタクゴチャゴチャ、ペーパーカラカラなど、ビジュアルも名前も面白い妖怪たちが、ぼやいている姿が楽しい、ずかん形式の絵本となっている。

調査によると、68.6%の人が通常の家事よりも「名もなき家事」に対してストレスを感じていることが明らかになった。一方で、80%以上の人が子どもが家事を手伝うようになってから「子どもの自立心が上がった」「家庭の幸福度が上がった」「家族のコミュニケーションが向上した」と回答。(調査概要はこちら)
この絵本は、家族間で認識されづらい「名もなき家事」を可視化するだけでなく、子どもたちが夏休みを迎えるこの時期に、「ウチにもいる!」「どうしたらいいかな?」など、家族みんなで楽しみながら「名もなき家事」について気づける絵本となっている。
【内容】
・ぼやき妖怪とは(起源)
・ぼやき妖怪のすむところ(⽣息地)
・ずかんページ+ぼやきマンガ
・飼い⽅
・捕獲のしかた など
【著者紹介】
矢野 貴寿
電通(関西支社)クリエーティブ・デザイン局 クリエーティブ・ディレクター

1974年大阪府生まれ。学生広告論文電通賞個人の部で1位になったことがきっかけで電通へ。東京本社マーケティング局に配属。3年後、クリエーティブ局への転局試験を受けクリエーティブ局へ。4年後、関西支社の営業局に異動。5年後、統合ソリューション局のクリエーティブ部へ。アイデア起点で仕事をつくっていく楽しさを身につける。12年後の2022年、再びクリエーティブ局へ。
受賞歴はカンヌライオンズブロンズ、タイムズアジアパシフィック広告賞銀賞、ニューヨークフェスティバルファイナリスト、ACCゴールド/コピークラフト賞、PRアワードグランプリ、TCC新人賞、朝日広告賞部門賞、毎日広告デザイン賞優秀賞、フジサンケイ広告賞最優秀賞、日経広告賞優秀賞、広告電通賞最優秀賞など受賞多数。
【調査概要】
調査名:家事に関するアンケート
調査期間:2022年7⽉1⽇(⾦)〜7⽉4⽇(⽉)
調査対象:家庭で家事を主に担当し、幼稚園児から⼩学6年⽣の⼦どもを持つ親
年齢:20歳〜59歳
⼈数:350⼈
調査方法:インターネット調査
エリア:全国
また、絵本発売を記念して、夏の自由研究を応援する「かじゆう研究キット」があたるキャンペーンを実施している。
