近頃のワカモンは。 #06

ワカモンと趣味〜え、もう最終回!?〜

  • Profile nishii 1
    西井 美保子
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター チーフプランナー

いよいよ最終回です。このコラムは、「友達」「恋愛」「お金」「家族」の4テーマで、“データ”からみるワカモンの今を切り出してご紹介してきました。

最後のテーマは「ハマっていること」。その数は一人あたりの平均 がなんと11個!ワカモンたちの興味や趣味への向き合い方が、多方向に広がっている実態が見えてきました。
しかし、第4回でもご紹介しましたが、使えるお金自体が増えているわけではありません。では、彼らは限られた予算の中でどのようにやりくりしているのでしょうか。
漫画もアニメも好きだという自称オタクの大学生に聞いてみると、「好きなアニメはDVDで購入する。ゲームも好きだけど、無料ゲームで我慢してる」と。彼のように、無料や安価でできる「低コストの割り切り」でバランスを取っているようです。

また、下の図の金額ランキングにあるように、趣味人口は少なくても “一人あたりの消費額が高額”な趣味もあり、価値があると判断したものにはお金をかける「高額消費」と「低コストの割り切り」とを使い分けして、メリハリをつけて楽しんでいることがわかりました。

地縁や血縁、会社縁などかつて強固だった社会の枠組みは薄れ、それらを基盤にしていた所有意識はなりを潜めています。一方で、距離を超えてつながりをつくることができるようになった環境が、家族や親友に加えて、同じ趣味を持つ“同好同志”とのコミュニケーションを実現しています。その環境が興味や趣味を広げ、さらには単にのめり込むだけではなく、新たな仲間をつくるという楽しみが生まれているのかもしれません。

また、会話のネタを求めて消費行動を起こす多くのワカモンたちは「周りの人とのコミュニケーション」を意識した交際費として趣味にお金を使う。そんな側面もあると思います。

最後に。ワカモンとギャルラボというプロジェクトを運営しながら、日々仕事をしているワケですが、彼らを見ていて一番面白いことは「出し抜かれ感のスピード」です。昨日までOKだったものが、今日はそれが急に“イタい”ものになっていたりします。そのスピードは明らかにこの何年かで加速しています。

彼らをつぶさに観察しているだけでは答えはでてきませんが、われわれのチームでは普通は「ちょっと泥くさいな」と感じるような地道な活動も大事にしています。

ワカモンの新しい感性や考え方は、これからの未来を予見していると思います。
ワカモンが元気な国の未来はきっと明るい。
ワカモンを見れば、新しい明日や新しい変化の兆しが見えてくるかもしれません。

さようなら。
ギャルラボもよろしくお願いします!

「若者研究部(電通ワカモン)」のフェイスブックページを立ち上げました!
http://www.facebook.com/wakamon.dentsu

プロフィール

バックナンバー

関連記事

続きを見る
ページ先頭へ