ワカモンのすべて #29

【マンガ】第3話 若者は“今しかできない”が大事!?

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    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター
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    小島 洋介
    株式会社電通 第4CRプランニング局


 

ヒライ部長(48) ある日、突然若者に戻ってしまった ワカモン 若者をよく知るなぞのモンスター
おっ!リムジン!どんなセレブが乗ってるのかな!?
え!若者がぞろぞろと!?誕生日なんかにリムジンパーティーするのが流行っているんだよ。
おっ!また来た!ほんと流行ってんな!
ほんとのセレブでした…
そんなわけで、若者とイマドキ流行りのイベントについて考えてみた!
                            (マンガ:小島洋介)

今回インタビューに答えてくれた大学生の皆さん:

Aくん:大学3年生男子 実家暮らし
Bさん:大学3年生女子 実家暮らし
Cくん:大学2年生男子 一人暮らし
Dさん:大学3年生女子  実家暮らし

――最近流行っているイベント、って聞くと何が浮かぶかな?
Dさん:リムジンパーティーは女子に流行ってますよね。
Bさん:私この間、友達の誕生日にリムジンパーティーしました!
ドレスを着ることにしていたんですけど、色にドレスコード付けて、みんなで風船とか買ってきてお祝いしました。
Dさん:リムジンパーティーはなんか“誕生日にやる”ってイメージがありますね。

――リムジンパーティーって、そもそもどんなの?
Aくん:リムジンパーティーの写真は最近本当によく見ます(笑)。
Cくん:女子のグループがドレスアップして、リムジンでパーティーしてるんです!
BDさん:(笑)
Dさん:リムジンを貸し切って、決まったコースとか、プランによってはこっちでコースを決めて、2~3時間有名な所をクルマで回ってくれるサービスがあるんです。
Bさん:クルマの中ではもちろん飲食もできて、だいたいみんなドレスとか着ていきますね。
Dさん:プランによっては、ドレスレンタルが付いているところもあるんですー。

――それめちゃくちゃ高いんじゃないの?
Bさん:そんなに元々高くはないんですけど、あとは、やる時は結構多人数で乗るので、ワリカンすると普通です!

――男子もそれ一緒に…?
Cくん:やらないです(笑)。
Aくん:リムジンパーティーは女子のものな気がしますね。

――そっか(笑)。 何でリムジンパーティーが流行ってるんだろ?
Dさん:リムジンパーティーって、何か“思い出づくり”って感じなんですよ。誕生日とかにやることも多いし。
Bさん:周りでやってる人が多いのも大きいと思います。別にものすごくやりたいっていうよりも、1回やってみたい!って感じです。あと、“今しかできない”って感じがするからですかね。

――今しかできない、っていうのはどういうこと?
Bさん:やっぱり、リムジンパーティーしたら、絶対写真撮るじゃないですか?ずっとやっていると、それを見た人にいつか“キツい”って思われる気がするんですよね。
Dさん:特に同年代から言われそうなイメージがあります。
Bさん:「無理してる」って思われたくないので(笑)。

――なるほど。自分が楽しければいい、ってわけでもないんだね。AくんCくんなんかはもし誘われたらやる?
Aくん:誘われたらやると思います。別に断る理由もないので。
Cくん:ちょっとためらいますけど、多分やると思います。

――“断る理由がない”って、なんとなくすごいことだと思うんだけど、みんな何かに誘われて断ったこととか最近ある?(笑)
Aくん:イベント系で断ることってあんまりないです。飲み会とかなら、多少ありますけど。
Dさん:私もあまりないですね。イベントは特に、その時に行かないと次がないかもしれないので。
Bさん:飲み会とかだとメンバー多少気にしますけど、そもそも仲良くなければ企画にもならないんで、断ることって少ないですね。
Cくん:俺、この間メンバー誰が行くのか把握してないままその日初めて会った人と一緒に旅行に行きました!

――メンバー分かんないってすごいね!気にならないの?
Cくん:気にならないですね。友達が連れてくるやつなので、友達の友達っていう感じでした。

――飲み会だと多少メンバーを気にしたりもするのに、そういうイベントとか旅行だと、割と気にならないんだ…。
Aくん:いや、メンバーは気になるんですけど、“友達が連れて来るやつ”だから大丈夫って思うというか…本当に知らない人ではないって気持ちです。

――なるほどー。ちなみに、リムジンパーティー以外で最近行ったイベントとか、皆で企画したイベントってどんなのがある?
Aくん:USJのハロウィーン参加してきました。
Dさん:私、エレクトリックラン参加しました!
Bさん:私もエレクトリックラン行きました。
Cくん:僕は海鮮丼食べに、勝浦行きました!(笑)

――海鮮丼食べに、勝浦まで行ったの?(笑)
Cくん:はい(笑)。 男友達と思い立って、いきなりレンタカーを借りて行きました。いつメン※1なので、予定して行くんじゃなくて、思い立っていきなり行きました。

※1「いつメン」 いつも一緒にいるメンバー

 

—————

ワカモン:だって!びっくりしたでしょ?
ヒライ:リムジンか~、俺のころは確かにたくさん周りにもいたけど、大学生ではなかったなぁ~。今や、大学生もリムジンか…。
ワカモン:リムジンが大事なんじゃなくて、いつもと違う場所でパーティーをする、しかも、それが日常自分では接することがない世界のものだから、なおさら特別な気分になる!ってことが彼らにとってウケているんだと思うよ~。
ヒライ:俺たちの頃とやっていることは似てても、ウケている感覚が全然違うなぁ。
ワカモン:そうだね。“今しかできない”イベント、ってのが大事なんだろうね。
ヒライ:まだまだ難しいな!それに、リムジンの話をしていると思ったら、勝浦に海鮮丼…(笑)。
ワカモン:とにかく“今しかできない”ことを大事にしているのはもちろんなんだけど、そのイベントの大小が全てではないってことだね。もっともっと、若い人の実態を知っていこう!

(コラム:奈木れい)

【ワカモンプロフィール】

電通若者研究部(通称:ワカモン)は、高校生・大学生を中心にした若者のリアルな実態・マインドと 向き合い、彼らの“今”から、半歩先の未来を明るく活性化するヒントを探るプランニングチームです。彼らのインサイトからこれからの未来を予見し、若者と 社会がよりよい関係を築けるような新ビジネスを実現しています。現在プロジェクトメンバーは、東京本社・関西支社・中部支社に計14名所属しています。ワカモンFacebookページでも情報発信中(https://www.facebook.com/wakamon.dentsu)。

プロフィール

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    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター

    2011年電通入社。ペット産業の創造を目的としたプロジェクト「Think Pet Project」のメンバーとして活動中。また、「若者研究部(電通ワカモン)」の研究員として、学生との関係性づくりや開発を推進。プロジェクトマネジメントから、コンセプト・戦略立案、商品開発やスペース開発、そして新規事業開発など、多様な領域での作業に携わる。共書に「若者離れ」(エムディエヌコーポレーション・2016年)。

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    小島 洋介
    株式会社電通 第4CRプランニング局

    アートディレクター、マンガ家。ポスターなどのグラフィック広告からパッケージ、キャラクターなどのデザイン、似顔絵の商品化など幅広く活動。また、マンガ家として、R25でデビュー。現在、雑誌やフリーペーパー、ウェブで電通総研「ママラボ」のマンガを連載中。ワカモンメンバーとして、ロゴデザインやレポートのイラスト、ウェブ電通報でのマンガ連載などを手がける。

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