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NIPPON在住の、NIPPON通による、NIPPONのこれからのためのキーワード。No.10

トイレを気にしすぎ。

2015/01/29

2020年に向けて。そしてもっとその先を見据えて。日本はどこを目指すべきでしょうか? どうなると良いでしょうか? 多様性が大事とますます叫ばれそうな予感の今年、まずは多様な意見を聞くことから始めてみたいと思います。
ご登場いただくのは、海外のご出身で、日本にお住まいの15人の方々。日本の外からと中からの両方の視点で、またご活躍のフィールドのプロの視点で、示唆に富んだ多様なキーワードを「書」で表現していただきました。

Ko Young-Wook_01 Ko Young-Wook_02

日本人、特に若者は、日本に固執してスケールが小さくなっている気がします。僕が驚いたのは、日本の若者の海外に行かない理由の一つが「トイレが汚いから」。外国人には冗談みたいな話です(笑)。韓国の場合、マーケットに限界があるので、世界に目が向きやすいんです。それと真似が上手。海外で流行ったものを、いち早く真似して取り入れます。一方、日本はアレンジが上手。日本人好みになるようアレンジを重ね、日本以外で通じなくなる傾向にあります。そうして、みんなが、ますます日本の中でまとまって、落ち着いてしまう。でも、若者なら、みんなに調和するより、みんながやってないことをやるような大胆さが必要じゃないかと思うんです。


電通総研 ジャパン・スタディーズ・グループ とは

2020年とその先に向けて、日本の魅力や強みの研究チームを電通総研に設立しました。国内外の様々な領域の方々とのつながり、そして電通の中のすべてのリソースを活かした「ネットワーク型シンクタンク」を目指しています。電通ならではの独自なアプローチ、そして風を読んだその先のカタチを一緒に創っていけるチーム力で、簡単には答えが見い出せない日本の未来づくりに貢献していきたいと考えます。