人もペットもうれしい社会を。 #22

ペットも社会性が大事?飼い主の理想と現実を調査。

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    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター

 

4月になり、春がやってきましたね!春はペットを飼い始める人が一番多い季節と言われています。特に、家族が一緒に長い時間を過ごすGWのタイミングでペットを飼い始める人が多いそうです。
みなさんも新しい家族と出会ったりするかもしれません。今はペットとオーナーがより良い関係性を築き、社会性とマナーを持てれば、様々な場所へペットと一緒に行ける時代です。
しつけがうまくできなくて、外に出るとほえてしまうから連れて行けない…ではなく、しっかりとペットもペットオーナーもマナーを身につけて、色々な所へ一緒に行ける生活ができたらすてきですよね。

実はThink Pet Projectでは過去に、ペットオーナーがペットに対して実際にしていることと、理想としてはこういうことをしたい!(本当にやっているかどうかは別として)という意識と実態の調査を行ったことがあります。今回はその調査から気になるデータを幾つかご紹介します。
(インターネット調査データ:エリア 1都3県/サンプル 1000SS/実施期間 2014/9/19~9/21)

すでに過去のコラムでもご紹介している通り、一言で「ペットオーナー」といっても、多様なタイプのオーナーが存在しています。調査では“自分から積極的にペットに対してコミュニケーションをとる犬のオーナー”を対象としましたが、興味深い結果が出ました。

 

ペットの幼少期は“社会性”が身に付く大事な時期

初めてペットを飼う人には実はあまり知られていないかもしれませんが、ペットは幼少期の段階で他の動物(自分以外の犬や猫)と触れ合う機会を作ることで、“社会性”が身につくと言われています。
もちろん、人間とのコミュニケーションも重要で、家族以外の人間と多く触れ合うことも大切とされています。そのような背景がある中で、実際に「子犬の頃から社会性を身につけさせるために、抱っこでの散歩や自宅に人を招くなどをしていた」という質問に対して49.3%のオーナーがYESと回答しました。

また、「パピーパーティー(生後2~5ヵ月の時期<社会化期>にワンちゃんにとって必要な社会性を学べるイベント)に参加させていた」という問いについては、実際にさせていたと回答したのが11.7%となっています(ちなみに、参加させたかったが環境がなかったという回答が21.3%)。

実際にできていたかどうかは別として、理想のオーナー像としては、67.5%が「子犬の頃から社会性を身につけさせるために、抱っこでの散歩や自宅に人を招くなどをすべきである」と回答し、38%が「パピーパーティーに参加させるべき」と答えています。
実際に行っている数値よりも、どちらも約20%ほど理想としてはやるべき、と回答しているのです。

また、「ペットオーナーは犬が嫌いな人へは配慮をすべき」だと考えているオーナーが98.3%存在している一方で、87.4%が「犬が嫌いな人への配慮ができている」と考えていることも明らかになりました。

 

ペットの社会性や周囲への配慮で、ペットも人も共に楽しく

ペットオーナーの理想像と、実態とのズレは確かに存在しますが、一方で平均的にペットオーナーの意識が決して低くないことが分かります。社会性も、犬が嫌いな人への配慮も、ペットと一緒に外へ行くことを考える際にはとても大事なポイントです。ペットを飼う側がさらに意識を高め、より具体的なアクションを起こせるペットオーナーが増えるような働きかけをするお手伝いを、Think Pet Project単体でも、様々な企業にご参加いただいているDesign with Pet Projectでも推進していきたいと思います。

 

プロフィール

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    奈木 れい
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター

    2011年電通入社。ペット産業の創造を目的としたプロジェクト「Think Pet Project」のメンバーとして活動中。また、「若者研究部(電通ワカモン)」の研究員として、学生との関係性づくりや開発を推進。プロジェクトマネジメントから、コンセプト・戦略立案、商品開発やスペース開発、そして新規事業開発など、多様な領域での作業に携わる。共書に「若者離れ」(エムディエヌコーポレーション・2016年)。

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