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ブリヂストン
オリンピックスポンサー活動を
記者発表

2016/06/09

    ブリヂストンは6月6日、港区のコンラッド東京でオリンピックスポンサーの権利活用について記者発表を行った。

    同社は2014年6月、タイヤメーカーとして初めて国際オリンピック委員会と最高位の「TOPスポンサー」契約を締結した。

    (関連記事:ブリヂストン 11社目のIOC公式パートナーに[2014.06.20]

    契約は東京オリンピック・パラリンピックを含む2024年夏季大会までの、夏冬計5大会が対象。宣伝活動で公式スポンサーの表記やオリンピックのロゴマークを使用することができる他、大会車両の公式タイヤになるとともに、競技施設などに使用される免震ゴムや選手・関係者が使う自転車(電動・モーターアシストを除く)についても納入の優先交渉権を有している。

    2014年、TOPスポンサー契約を締結

    西山麻比古副社長は、ワールドワイドパートナー契約について「世界ナンバーワンのタイヤメーカーとして真のグローバル企業を目指すためには、オリンピックが最高のコミュニケーションの場と考えた」と述べた。また、オリンピックを通じて伝えたいブリヂストンの想い(マニフェスト)として「CHASE YOUR DREAM」をキーメッセージとすると明かし、世界に向け「地域社会への貢献」「社会的責任の実践」「多様性の尊重」を実現したいと語った。

    グローバルブランド戦略・モータースポーツ担当の鈴木通弘執行役員は、オリンピックスポンサーの権利を活用した企業活動についてプレゼンテーションした。

    8月のリオオリンピックに向けて、新聞・雑誌でマニフェストを発信する広告や特設サイトを展開中で、6月末からはテレビCMを放送すると発表した。また、7月からリオにおいて空港や主要幹線道路、交通機関などでOOHを実施する予定だ。

    2020年に向けて「一人ひとりを支える2020 そして、あなたと、つぎの景色へ」を活動テーマに、オールブリヂストンでレガシー創出の取り組みを推進する述べ、日本オリンピック委員会と共催する地域密着イベント「ブリヂストン×オリンピックa GO GO!」を紹介した。同イベントは、地域住民やグループ従業員とその家族を対象に、オリンピアンと一緒に運動することでオリンピックを身近に感じてもらうとともに、同社グループをより知ってもらうための体験プログラムを実施する。第1回は7月3日に、同社創業の地・福岡県久留米市で開催され、10月に同社東京工場(小平)、11月には横浜工場で予定されている。

     

    ステージには、スポーツキャスターの荻原次晴さん(長野オリンピック・スキーノルディック複合出場)とブリヂストンサイクル・鈴木光広部長(ソウルオリンピック自転車競技出場)のオリンピアン2人が登壇し対談を行った。

    両者は大会出場時の感動や緊張について話し、2020年東京大会への大きな期待を表した。

    同社がワールドワイドパートナーになったことについて、荻原さんは「今や大会にパートナーの存在は不可欠で、それが日本企業となればアスリートにとっても誇りになる」と述べた。久留米でのイベントに参加する荻原さんは「スポーツには、人々を一つにする力がある。一緒に運動して地元の人と仲良くなりたい」話し、鈴木部長は「リオ大会を前に、多数の参加をお待ちしています」と語った。

    鈴木部長は、ブリヂストンサイクルの50年以上に及ぶ自転車競技との関わりが、同社から多くのオリンピアンを輩出した歴史に触れ、スポーツサイクルブランド「アンカー」や自転車競技チーム「アンカーサイクリングチーム」を紹介。自転車好きの荻原さんと競技の魅力について語り合った。また、同社がサポートするトライアスロンの上田藍選手のリオ大会での活躍に期待を寄せるとともに、リオパラリンピック代表選手への支援も積極的に行うと述べた。

    「一人ひとりを支える2020スペシャルサイト」:
    http://journey2020.bridgestone/