リオパラリンピック 

日本代表選手団 結団式・壮行会 

金メダル10個が目標

日本障がい者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会(JPC)は8月2日、千代田区のホテルニューオータニ東京で、リオパラリンピックに派遣する日本選手団の結団式・壮行会を開催した。

当日は、リオオリンピック日本代表選手団の報道陣を超えるほどの人数が取材に駆け付け、障がい者スポーツ、パラリンピックへの注目の高まりを感じさせた。

■ 結団式

冒頭、JPCの鳥原光憲会長は、7月に相模原市で起こった障がい者殺傷事件に触れ「障がいに対する社会の認識も高まり、共生社会への変革が進みつつある中、こうした凶悪な事件は断じて許せない」と語り、来場者とともに犠牲者に黙とうをささげた。大会では22競技・528種目が実施され、日本はそのうち17競技に参加する。

鳥原会長は、日本代表選手団は選手127人、競技パートナー15人、役員など83人の計225人で構成すると表明し「日本代表としての自覚と誇りを持ち、日頃の鍛錬の成果を存分に発揮してほしい。そして競技や国を超えて世界の選手と交流し、2020年東京大会に向けてアスリートの強い絆を育んでください」とあいさつした。

ステージでは団旗の授与が行われ、選手団の大槻洋也団長から主将の藤本怜央選手(車椅子バスケットボール)介添えのもと、旗手を務める上地結衣選手(車いすテニス)に手渡された。

馳浩文科相は「今大会は所轄がスポーツ庁に移ってから初の大会だ。われわれは今後も、練習の環境整備やスタッフへの支援、各競技団体の運営にできるだけの協力を誓う」と述べ、遠藤利明 東京オリンピック・パラリンピック相は「2020年大会の最大の課題は共生社会をつくることだ。リオでの皆さんの活躍が東京へとつながる」と話した。

在日ブラジル大使館のアンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ大使は「リオでは競技はもちろん、街の美しさや現地の人々との交流も楽しんでほしい。両国の間には人間的な絆があり、さらにパラリンピックという橋が架けられようとしている。これを渡って多くのメダルを持ち帰ってほしい」と祝辞を述べた。

大槻団長は「選手団全員が身の引き締まる思いだ。リオで素晴らしい戦いを見せて、東京パラリンピックの会場が満員になるよう力を合わせましょう」と語り、リオ大会ではチームジャパンとして金メダル10個、メダル獲得ランキングで10位を目標にしていると明かした。

藤本主将は「今までにない注目度と期待の高さを感じている。主将の重責を、良い緊張感に変えて戦いに挑みたい。そして2020年へのバトンをつなぐため、われわれが一層飛躍するため努力する。応援をお願いします」と決意を述べた。

■ 壮行会

会場を移して行われた壮行会のオープニングでは、エスコートキッズに先導されて選手団が入場した。

エスコートキッズは、障がい者スポーツの魅力を体感してもらう「障がい者アスリート交流キャラバン」が行われた千葉市や東京・足立区、江東区、渋谷区の児童が務めた。

(関連記事:小学校に響く歓声 「障がい者アスリート交流キャラバン」[2016.04.21]

児童はステージから選手に向けて、来校への感謝やパラスポーツの楽しさ、選手たちの努力について語り掛け、日本から全力で応援すると伝えた。そして声を合わせて「リオまで届けビッグエール! がんばれ!ニッポン!」と激励した。

安倍晋三首相は「皆さんの活躍は、性別や年齢、障がいの有無にかかわらず夢を追い、可能性や能力を生かせる“一億総活躍社会”の象徴だ」とビデオメッセージを寄せた。

スポーツ庁の鈴木大地長官は「スポーツ庁ができてプレッシャーをかけるわけではないが、ぜひメダルをお願いします」と笑わせ乾杯の発声をした。

普段、各競技間では交流がないという選手たちは、会場のそこかしこで歓談の輪をつくり、大会への英気を養っていた。

■「BIG YELL!」

JPCでは、日本代表選手・チームに向けて、日本中からエールを送る「BIG YELL!あなたのエールを届けよう」キャンペーンを実施中だ。

これまで各競技の試合会場やイベントでフラッグ・ボードを設け、来場者から応援メッセージを募った。これらは、今回の結団式・壮行会でも展示され、リオの選手村での掲示も予定している。

8月2日からは公式サイト(http://bigyell.jp/)で応援エールの募集を開始する。同サイトはツイッターと連動させ、大会前・中にエールを受けた選手から直接メッセージが届く仕組みになっている。同サイトでは、壮行会で放映された応援動画も視聴できる。

 

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