4年にわたる「文化オリンピアード」
始まる!

東京都、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、アーツカウンシル東京(東京都歴史文化財団)、三井不動産の4者は10月7日、東京・日本橋の福徳の森でイベント「幕開き 日本橋 ~東京2020 文化オリンピアードキックオフ~」を行った。

文化オリンピアード(カルチュラル・オリンピアード)は、オリンピック・パラリンピックの開催国で行われる文化・芸術のパフォーマンスや展示、舞台公演などのプログラム。開催国では前大会の終了後から自国開催までの4年間に実施される。

東京2020文化オリンピアードでは「あらゆる人々が参加できるプログラムを全都道府県で実施し、地域を活性化する」「オリンピアードを通じて、多くの若者に文化芸術への参加を促進し、創造性を育成する」を目標に、今後さまざまなプログラムを実施する。

■ キックオフセレモニー

東京都の小池百合子知事は「オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典であるとともに、多くの人が創造性を発揮する文化の祭典でもある。大会に向けて、東京の文化と魅力を世界に向けて発信したい。都は今年度、伝統・文化や音楽、美術などさまざまなジャンルで140を超える事業を計画している。全国の人々と連携し、オールジャパンで東京大会を盛り上げたい」とあいさつした。

組織委の森喜朗会長は「日本には素晴らしい文化の歴史がある。4年間、文化活動をしっかり実施して、オリンピック・パラリンピックムーブメントを世界に広げたい」と話し、関連プログラムに使用できるマークを紹介した。

三井不動産の菰田正信社長は「江戸時代から商業の中心地であり、文化の発信地でもある日本橋から2020年に向けたムーブメントが広がることを期待する。大会の街づくりパートナーとして、スポーツ分野だけでなく、文化オリンピアードに貢献したい」と語った。

 

■ キックオフパフォーマンス

セレモニー終了後には、特設ステージでキックオフを記念して伝統と革新をテーマにしたパフォーマンスが行われた。

宗家藤間流八世宗家の藤間勘十郎氏は、舞踏「三番叟(さんばそう)」を披露。天下泰平、五穀豊穣を祈念して行われるもので、幕開けの祝儀に踊る。4年後に向け、地を踏みしめ、種をまき、2020年の豊かな実りを願って舞われた。

能楽観世流シテ方能楽師で重要無形文化財保持者の梅若玄祥氏は、装束付舞囃子「吉野天人」を披露。桜の名所を訪れた都人の前に天女が現れ、美しい舞を見せる華やかな演目で、東京大会という大きな幹に世界中の人々が集い、スポーツや文化のさまざまな花を咲かせるというイメージで上演された。

両演目とも、CG映像や立体音響システム、特殊効果を使い、伝統芸能と最新テクノロジーが融合した特別バージョンのステージに観衆から大きな拍手が起きた。

 

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