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1分で分かる海外消費者インサイト2017No.3

Q3 訪れたい日本の都道府県は?

2017/09/19

刻々と変わりゆく今の日本は、世界の人々の目にどう映っているのでしょうか? 日本の観光や食や、製品などの“ジャパンブランド”は海外でどんな評価を得ているのでしょうか?

2017年2~3月に世界20カ国・地域で行った「ジャパンブランド調査2017」の結果を紹介しています。今回は「訪れたい日本の都道府県」です。

A. 1位は不動の「東京」。東アジアでの「東京」の巻き返し、欧米での「広島」と、関心が分かれる

訪れたい日本の都道府県トップ5(タイトル)
訪れたい日本の都道府県トップ5(図表)

全体1位は不動の「東京」。2位「京都」、3位「大阪」で、昨年とは2、3位が逆転する結果となりました。次いで4位「北海道」、5位「沖縄」という順位です。

東アジアでは昨年に引き続き「北海道」の人気が高い他、東京がやや巻き返しました。香港では3位(前年は5位)、韓国では1位(前年は3位)、台湾では2位(前年は4位)とポイントがアップしています。

また、欧米では「広島」が上位5位以内に。歴史的な背景や、昨年のオバマ前大統領の広島訪問の影響もありそうです。


<ジャパンブランド調査2017の概要>
●目的:日本の食や観光、日本産品など「ジャパンブランド」全般に関する海外消費者の意識と実態を把握し、企業のマーケティング活動を支援。
●対象エリア:20カ国・地域
中国(グループA=北京、上海、広州、グループB=深圳、天津、重慶、蘇州、武漢、成都、杭州、大連、西安、青島)、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア
※東アジア(中国、香港、台湾、韓国)
※ASEAN(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン)
●調査手法:インターネット調査
●対象者条件:中間所得層以上の20歳~59歳男女
※「中間所得者層」の定義:OECD統計などによる各国平均所得額、および社会階層区分(SEC)をもとに各国ごとに条件を設定
●サンプル数:中国はA・B200ssずつ計400ss、アメリカは400ss、それ以外の地域は各200ss 合計4400ss
●調査期間:2017年2月13日~3月10日

電通 チーム・クールジャパン
日本の文化や強みを生かした商品・サービスを海外市場に展開していく「クールジャパン関連事業」推進のために発足した電通の全社横断プロジェクトチーム。電通は経済産業省のクールジャパン機構(ファンド)へも出資。海外展開するクライアント企業の担当者やメディア・コンテンツ担当、海外の現地法人ネットワーク担当、プロデューサー、プランナーが集まり、魅力的な日本を世界に打ち出していく取り組みを行っています。