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日本障害者スキー連盟
シーズンキックオフ記者会見

2018/12/26

    日本障害者スキー連盟は12月25日、2018/19シーズンキックオフ記者会見を、東京・港区の日本財団で実施した。

    冒頭、椎名茂会長は、今年3月に行われた平昌パラリンピックで10個のメダルを獲得した日本代表の活躍をたたえるとともに、新体制になった連盟の今後について説明した。

    椎名会長は重点課題として、2022年北京パラリンピックに向けた「競技力向上」、新しい選手の発掘を念頭に置いた「普及強化」、バックオフィスの充実や資金力強化をメインにした「運営基盤確立」を挙げた。
    また、世界各国がパラ競技に注力している状況を踏まえ、19年3月に札幌で開催されるノルディックのワールドカップやアルペンのジャパンパラをはじめ、国内外の大会を通じて22年の北京パラリンピックを目標に全力で戦いたいと決意を述べた。

     大日方邦子強化本部長は、本部を新設した狙いについて、これまでの競技カテゴリー別ではなく、一つの団体(連盟)として統一性を持った活動によるスケールメリットや相互理解向上などに言及し、理事・コーチと選手のコミュニケーションを今まで以上に深めたいと話した。そして、北京大会の目標について、三つの競技カテゴリー(アルペン、ノルディック、スノーボード)全てでメダルを獲得することだと述べた。

     ステージには3競技のヘッドコーチと、森井大輝、狩野亮、村岡桃佳選手ら強化指定選手も登壇し、国際大会や北京パラリンピックへの抱負や決意を語った。

    会見の最後、連盟のオフィシャルサプライヤーであるゴールドウインが18/19年シーズン用に提供する新ユニホームが紹介された。イメージカラーには青色「ラピスラズリ」を採用。ラピスラズリ鉱石は、邪気を退け、正しい判断力を高め、最高の結果が得られるとされる。
    アルペン用のユニホームでは、チェアスキー選手の座位の状態を3Dスキャンし、それを基にパターンを製作するなど改良したといい、着用した選手は高く評価した。
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    連盟公式サイト:https://jps-ski.com/