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A4新シリーズはじめ7台を日本初公開

―アウディ(TMS)

2015/11/05

    アウディ ジャパンは、第44回東京モーターショー(10月29日~11月8日、東京ビッグサイト)で、日本初出品となる7台をはじめ11台を展示・紹介した。

    「Audi A4/A4 Avant」は、アウディブランドの中核モデル。その最新モデルを東京モーターショーで初公開した。セダンのA4とワゴンタイプのA4 Avantをラインアップ。アウディらしい優美さとスポーティさを兼ね備えたスタイリングは、クラス最高の空気抵抗係数を達成。安全のためのドライバーアシスタンスも豊富に用意した。近く日本でも発売される。

    Audi A4(左)とワゴンタイプのAudi Avant

    新型Audi Q7をベースにした「Audi Q7 e-tron」は、フルタイム4輪駆動システムquattroを採用した最初のプラグインハイブリッドカー。外部から充電可能なリチウムイオンバッテリーを搭載することで、EV(電動)モードで約50キロの走行を可能にした。直噴ガソリンターボエンジンTFSIと電気モーターを併用するハイブリッドモードでも優れた燃費効率を達成しており、航続距離は1000キロを超える。日本を含めたアジア市場に2016年導入を予定している。

    Audi Q7 e-tron

    コンセプトカー「Audi prologue allroad」は、Coupe、Avantに次ぐprologueシリーズ第3弾となる。フルタイム4輪駆動システムquattroと高い地上高により、路面条件を選ばないオールラウンドな走行性能を備えていることが特徴。また、ツインターボを装着した4.0ℓ V8エンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドのドライブユニットを搭載しており、540kW(734PS)の強烈なシステムパワーを発揮する一方、燃料消費も低く抑えている。また純粋なEVモードで、最長54キロの距離を走行することが可能だ。

    Audi prologue allroad

    「Audi R18 e-tron quattro」は、世界耐久選手権(WEC)に挑戦してきたスポーツプロトタイプレーシングカー。2012年にデビューして以来ル・マン24時間レースで3連覇を果たすなど活躍してきた。毎年進化し続け、2015年モデルも前年型に対しエアロダイナミクスやハイブリッド機構などを改良した。エンジンの出力は約410kW(558hp)で、200kW(272hp)強に出力を増強させた電気モーターとともに、ハイブリッドのドライブシステムを形成している。複雑な機構を備えるにもかかわらず総重量は870キロに抑えるなど、市販車へのフィードバックを前提とした技術を中心に改良が加えられている。

    Audi R18 e-tron quattro

    会場には、アウディを知り尽くした説明員「Audi Expert」を配置、ブース内のガイドやコンサルティングを実施した。