「海街diary」が4冠
~第39回日本アカデミー賞授賞式
2016/03/11
第39回日本アカデミー賞授賞式が、3月4日東京・港区のグランドプリンス新高輪で開催され、最優秀作品賞に是枝裕和監督の映画「海街diary」(製作=フジテレビジョン、小学館、東宝、ギャガ)が輝いた。同作品は監督賞・撮影賞・照明賞でも最優秀賞を獲得し、今回最多の4冠。優秀賞は11部門12賞(助演女優賞2人)で受賞した。
オリジナルの脚本が多い是枝作品だが、「海街diary」は吉田秋生氏の漫画を原作とする。物語にほれ込んだ監督が、4人姉妹のきずなを鎌倉の美しい四季とともに映画化した。
登壇した是枝監督は「20年映画をやってきたが、ここに呼んでもらえるようになってから2年。ずっと日本アカデミー賞は他人事だと思っていた。一緒になって、このイベントをよりすてきなイベントに変えていけるよう自分も努力していきたいと、あらためて思った」と喜びを語った。
なお、最優秀アニメーション作品賞には「バケモノの子」(製作=日本テレビ放送網、スタジオ地図、KADOKAWA 、東宝、バップ、電通、読売テレビ放送、D.N.ドリームパートナーズ、STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS)が輝いた。
その他の主な最優秀賞は次の通り(敬称略)。
最優秀脚本賞:足立紳「百円の恋」
最優秀主演男優賞:二宮和也「母と暮せば」
最優秀主演女優賞:安藤サクラ 「百円の恋」
最優秀助演男優賞:本木雅弘 「日本のいちばん長い日」
最優秀助演女優賞:黒木華「母と暮せば」
受賞一覧はこちら(日本アカデミー賞公式サイト)。