ラグビーワールドカップ
開催1年前に記念イベント
2018/09/26
ラグビーワールドカップ2019組織委員会は9月20日、開幕1年前を記念して「1 YEAR TO GO KICK-OFF EVENT」を、東京・港区の明治記念館で開催した。
大会のアジア開催は初で、多くの報道陣が駆け付けた。
冒頭、組織委の御手洗冨士夫会長は「重要な大会1年前を迎え、チケット販売も好調だ」と報告。特にラグビー強豪国の注目は高く、多くの訪日客が見込まれることから、開催都市やキャンプ地にも、経済的なメリットが期待できるとした。
また、20年東京オリンピック・パラリンリックも念頭に、観光促進も含めた大会の成功に引き続き努力する、とあいさつした。
日本ラグビーフットボール協会の岡村正会長は、大会の使命は、ラグビー精神をアジアに伝播させ、各国の競技レベルを上げることだと説明し「世界中でラグビーが発展するよう、全力でまい進する」と話した。
ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は「開幕戦の日本対ロシアで、ラグビーワールドカップの新しい歴史が始まる。日本での開催を決めたのは、日本を信じているからだ」と語り、アジアのラグビー人口を100万人にする目標は必ず達成できる、と期待感を示した。
ステージでは、タレントの櫻井翔さんや、日本代表ヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ氏、大会アンバサダーの大畑大介氏、東京都の小池百合子知事、スポーツ庁の鈴木大地長官らにより、キックオフ・アクティビティが行われた。
登壇者全員でラグビーボールをパスで回し、最後にワールドラグビーのアグスティン・ピチョット副会長(元アルゼンチン代表主将)が、会場に向けてボールをキックし、1年前を祝った。
イベント第2部の冒頭、組織委の嶋津昭事務総長は「日本がベスト8以上に進出することを期待するとともに、全試合満席になるよう一層努力する」と述べ、大会のPRキャプテンとして、俳優の舘ひろしさんを呼び込んだ。
高校の3年間、ラグビー部で活動した舘さんは「ファンとして、日本での開催はうれしい限り。ラグビー経験は、人生に多大な影響を及ぼした。そんな素晴らしいスポーツを多くの人に伝えたい」と、初のツイッター(@Tachi_RWC2019)に挑戦すると明かし「不安もあるが、魅力を伝えるために、がんばってつぶやきたい!」と語った。
2018年1月に開始したチケット先行抽選販売での応募総数は250万枚を超え、高い注目を集めた。9月19日には、一般抽選販売がスタート。これまでの優先販売グループのメンバーではないファンにとって、公式サイト(https://tickets.rugbyworldcup.com)から申し込める初めての機会になる。