Mi-Life Innovation 2025 #02

テクノロジーが変える、未来の若者の生活環境。

  • Kibushia pr
    木伏 美加
    株式会社電通 マーケティングソリューション局

前回は、テクノロジーの進化がもたらすLife Innovationについてご紹介いたしました。
今回は、電通「Mi-Life Innovatation 2025」プロジェクトで作成した未来の生活シーンの中から、10代・20代の若者を取り巻く生活シーンをご紹介いたします。

 

進路(時間を越える)

若者の進路に関する問題は様々です。今年も新卒採用活動が始まりましたが、新卒一括採用制度や学生の職業意識の低下が問題となっています。

テクノロジーの進化によって、若者の進路をとりまく環境はどう変化していくでしょうか。

私たちは、スマートグラスから得られた視覚情報を基に、その人の好みや人格、適職などを分析し、クラウド上に登録するマッチングサービスができれば、リアルで詳細な行動にひもづいたデータを活用することで、理想の職業やパートナーと巡り合う未来を可視化することができるようになるかもしれないと考えました。

また、「VRヘッドマウントディスプレー」をつけることで、仮想空間の中であらゆる職業や役割を疑似体験できるようになると、専門職になるための適正評価を就職前に受けることができ、やってみたい職業、なりたい職業に就く未来を可視化できるようになります。トレーニング教材としても活用すれば、専門技術の取得・向上の機会を自宅で得られる日がくるかもしれません。

 

ファッション(時間を増やす)

今も昔も若い女性はファッションが大好きです。最近では、ファッションに関するキュレーションアプリやフリマアプリがダウンロード数を伸ばしています。テクノロジーが進化することで、ファッションを取り巻く環境も変化していくと考えられます。
健康診断の際にCTスキャンマシンで自身のボディーサイズを測定し、クラウドに登録される「3Dボディーデータベース」ができれば、ネットショッピングやアパレル店舗の顧客データベースと連携することにより、試着いらずで、サイズを確認できます。すでに、その人に合った服をコーディネートしておすすめしてくれるサービスは出てきていますが、このデータベースと連携することにより、さらにサイズを確認する手間と時間を省くことができ、買い物を楽しむ時間を増やすことができるようになります。

家の中の様子も変化するでしょう。例えば「スマートクローゼット」。クローゼット自体が、その日の天気や予定に合わせて服をコーディネートして提案してくれるようになります。服を買う際には、クローゼットのデータベースをスマホから検索できるため、効率よく買い物をすることができるようになります。さらに、クローゼットに服をかけておくだけで、自動でクリーニングにも出すことができるオートクリーニング機能により、服の管理にかける時間が短縮され、おしゃれを楽しむ時間を増やしてくれます。

「Touch&Buy マガジン」が普及すると、買い物の様子も変化するでしょう。タブレットで雑誌を見ていて、欲しいものに出合った時には、その画面にタッチするだけで3Dボディーデータベース・スマートクローゼットと連携して、サイズ判定や色のレコメンドを行ってくれるようになるかもしれません。すると、買い物は格段にスムーズになり、大幅に時間を省くことができるようになります。

 

旅(時間を減らす)

夏休みや冬休みなどの長期休みを使って旅行に出かける若者はたくさんいます。テクノロジーが進化することで、旅の形も変化するかもしれません。ソーシャルネットワーキングの普及によって、世界各地の様々な情報をクラウド上に集約できるようになりました。そんな情報を活用した「ソーシャルトリップサービス」が将来的に普及するかもしれません。世界のどこにいても、その場その時に最適な現地情報を得ることができるようになります。

また、自分の行動ログデータや位置情報から、自分に最適な旅行プランを設計しレコメンドしてくれるようになるかもしれません。自分好みの旅行プランを自動的にキュレーションした上で、ナビゲートまでしてくれれば、情報収集や旅行の計画を立てる時間を減らして、効率的に時間を使えるようになります。

 

食(時間をなくす)

若い人の食生活は日々変化しています。テクノロジーの進化によって、その様子はさらに変化すると考えています。将来的に、「調理のロボティクス化」が進むのではないでしょうか。
例えば、冷蔵庫と調理器が一体化することで、熱々のおかずやごはんが全てボタン一つで食べられるようになります。たくさんのメニューがパック状になっており、自動的に配達もしてくれるので、調理の手間・時間だけでなく、買い物の時間の大半をなくしてくれるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。
10代、20代の若者は、新しいものを次々と取り入れて生活を変化させていきます。情報環境の変化によって、彼らの生活はますます効率的になり、人と人、人と場所の距離はさらに縮まっていくのではないでしょうか。

このようにテクノロジーの進化によって変わる生活環境を予想するとワクワクしますよね。

今回は、10代・20代の若者の生活をご紹介しましたが、次回は、30代の生活シーンがどう変化するのか、ご紹介したいと思います。

プロフィール

  • Kibushia pr
    木伏 美加
    株式会社電通 マーケティングソリューション局

    1988年生まれ。2013年電通入社。
    マーケティング・プランナーとして購買データを用いた企画・提案を行う。「若者研究部(電通ワカモン)」の研究員として、学生とのワークショップ、コミュニケーション戦略立案に携わる。また、「Mi-Life Innovation(ミライフ イノベーション)2025」のプロジェクトメンバーとしても活動中。

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