インサイトメモ #04

世代論から紐解く

「オーディエンス・インサイト」

~86世代のオーディエンス・インサイト~

  • メディアイノベーション・ラボ
    株式会社電通

〈 掲載日:2010.08.12 〉

今回は、ケータイの普及とともに育った世代といえる86(ハチロク)世代について解説します。

86世代は、1986年前後生まれで現在20代半ば。インサイトメモvol.3で紹介した76世代が「PC世代」であるのに対して、86世代はいわゆる「ケータイ世代」で、情報収集のほとんどをケータイでこなすようになった世代です。

各世代の「主たる情報入手ツール」の違いは、テレビへの関わり方へも差異をもたらしています。電通で実施したグループインタビュー調査から、その実態がうかがえます。

76世代は、PCから多くの情報を得て、それを基にライフスタイルを確立してきた世代です。一方の86世代にとっては、テレビ番組は友人とケータイでのメールやソーシャル・メディアを通じて、絡んだり、ツッコんだりする対象となっています。彼らは、個室の自分専用のテレビを見ながら、ケータイで友人へ「ちょっといまテレビをつけてみ!」と語りかけ、「これ、ヤバくねぇ?」「このタレント、カワイくない?」などと、リアルタイムで会話をしています。番組内容への"絡み"だけでなく、例えば「あのCM、何でお父さんが犬なの?」などとコマーシャルへも"ツッコミ"を入れています。テレビは、ケータイ・コミュニケーションのネタモトであり、必要不可欠なものとなっているのです。

このように、世代ごとにメディアとの接触状況は大きく異なっており、育ってきた時代背景が影響を及ぼしているということをご理解いただけると思います。

プロフィール

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    株式会社電通

    電通総研メディアイノベーション研究部では、メディアや情報通信環境の変化を着実に捉え、進化し続けるオーディエンス(視聴者)の動向を探っていきます。
    世の中のキザシをいち早く発見し、オーディエンスとの「最適なコミュニケーション」を提案しています。

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