インサイトメモ #08

「デジタルシニア」の時代

  • メディアイノベーション・ラボ
    株式会社電通

〈 掲載日:2011.04.12 〉

2011年に77歳になる女性で、ミニブログの世界で1万人を超えるフォロワーを持つという「カリスマシニア」が誕生しています。彼女は毎日、テレビや新聞で配信されるニュースに対し、ご自身の独自の見解を交えて、精力的に情報発信をしています。

このような時代の変化をいち早くとらえるため、電通では東京大学の橋元良明教授と共同で、「DENTSUデジタルシニア・ラボ」を立ち上げました。
ラボの実施した調査によると、東京在住の60代の男性は、勤めていた会社を定年退職した後、「おやじバンド」の活動を始め、ライブハウスで演奏している自分の映像を動画共有サイトに投稿するなどの活動をしています。ひと昔前の「老後」のイメージとは程遠い、新しいシニアの時代が到来していることが実感されます。

このような潮流は、首都圏に限った話ではありません。地方でも同様のデジタルシニアが続々と誕生しています。
高齢者のIT化支援をするNPO法人「PCTOOL」(富山県)では、多くのシニアがパソコンやインターネットを「サークル活動」のような楽しい雰囲気の中で学んでいます。庭で収穫した野菜を使ったオリジナル料理のレシピを自身のブログで紹介している人、お気に入りの演歌歌手の映像を動画サイトで楽しんでいる人、旅行の前に検索サイトで下見までしてしまうなど、デジタルがもたらす新しいシニアライフを垣間見ることができます。

今後もDENTSUデジタルシニア・ラボでは、こうしたデジタルシニアの動きを追跡、研究していきます。

PCTOOLでの活動の様子
PCTOOLでの活動の様子

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    電通総研メディアイノベーション研究部では、メディアや情報通信環境の変化を着実に捉え、進化し続けるオーディエンス(視聴者)の動向を探っていきます。
    世の中のキザシをいち早く発見し、オーディエンスとの「最適なコミュニケーション」を提案しています。

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