1分で分かる、生活者から見た電力・ガス自由化インサイト(by DEMS) #03

Q:電力の購入先や料金プランを変更したいと思わないのはなぜ?

昨年の4月に「家庭用電力の小売り自由化」が始まり、今年4月からは「家庭用ガスの小売り自由化」も始まります。電通のエネルギー関連の社内横断チーム「DEMS(ディームス)」と電通総研では、2016年11月に全国5600人を対象に「第4回エネルギー自由化に関する生活者意識調査」を行い、電力自由化に関わる生活者の意識と行動を リリースでお伝えしました。その内容を5回に分けて、Q&A形式で紹介します。

第3回は、「電力会社や電力プランの変更を検討しない理由は?」「変更した人たちの感想は?」の2本立てでお届けします。

電力の購入先や料金プランを変更しない理由は?

検討しない理由は「変更することのメリットがわからない」(48%)、「なんとなく不安」(38%)、「今まで通り慣れている会社の方が良い」(34%)、「新規参入の会社は安定供給に不安がある」(23%)など。変更のメリットが分かりにくく、不安が大きいことが見て取れます。では、実際に変更した人はどのように感じているでしょうか。

電力の購入先や料金プランを変更後、どう感じていますか?

変更者は「電気料金に満足」(53%)、「電気料金以外のサービスや特典に満足」(40%)、「電力は安定しており、停電などの心配はない」(62%)、「変更手続きは簡単だった」(66%)など、全般に肯定的です。これらは非変更者の懸念を打ち消す内容になっており、両者のギャップが浮き彫りになっています。

A:変更しない理由は「メリットがわからない」「なんとなく不安」など。しかし、変更した人は安心・満足しており、両者のギャップが見て取れます。


<調査概要>
タイトル  : 第4回「エネルギー自由化に関する生活者意識調査」
調査手法  : インターネット調査
調査時期  : 2016年11月18日~25日
エリア    : 9電力会社管内(沖縄電力管内を除く)
対象者    : 全国20~69歳の男女5600人
対象者条件: 世帯主もしくは世帯主の配偶者で、自分または配偶者が電気料金を支払っている方
調査内容 :本調査45問
一般生活者の基本属性(人口統計学的属性、家族構成、住居形態など)、エネルギーの利用実態(エネルギー供給形態、収入に占めるエネルギー費の割合など)、エネルギー自由化に関する知識・認知状況、購入先の変更・検討状況、エネルギー全般に関する考え方や意識の傾向、購入先に対して求めるイメージとサービス、電力会社・新電力会社に対する認知、購入先変更のプロセス・情報源、電力自由化に関する内容認知、不安点など

DEMS(ディームス)
2016年4月の電力小売り全面自由化、2017年4月のガス小売り全面自由化により、エネルギー産業構造が史上最大の転換期を迎えることから、顧客企業の新ビジネス創造に貢献するため、エネルギー関連のプロフェッショナルメンバーを集めた電通グループ横断組織として編成。「エネルギー」×「コミュニケーション」に関する専門的な知見・ノウハウを活用し、戦略立案、商品開発から広告コミュニケーションに至るサービスをワンストップで提供する。

プロフィール

  • Matsumoto y profile
    松本 泰明
    株式会社電通 電通総研 主任研究員

    1999年電通入社。主にマーケティング関連局で、食品・飲料、酒類、家電、保険、金融などさまざまな業種のクライアントのアカウントプランニング作業に従事。その後、2010年にメディア・シェイカーズのM1・F1総研の主管研究員として、20~30代の消費者心理について研究。2013年から電通総研で、消費潮流分析、話題・注目商品などを担当。2016年1月よりDEMSのメンバー。
    【専門分野】消費潮流、消費トレンド、生活者インサイト

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