UXという、当たり前の革命 #01

UX?

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    水川 毅
    株式会社電通 Web&システム・ソリューション局 UXデザイン部

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、WEBサイトやスマートフォンのアプリなどのデザインと、その使い勝手に対して「ユーザーが体験し、感じること全て」のことだ。またスマートフォン、PC、テレビといった工業製品そのもののデザインと使い勝手に関しても同じくUXの視点は必要となる。

そのためUXとは、WEBサイトやアプリの制作者、あるいは工業製品のデザイナーらにとって、UXは馴染みのある言葉であり、考え方であった。実際に彼らはUXという言葉を理解して仕事をしていて、そういった人々に向けてのUX関連本は多く存在している。

しかし、そのような単体の製品に関してだけでなく、製品から派生したサービスにもUXの考え方は踏襲されるべきである。例えばiPhoneという製品はスマートフォン単体として使い勝手が良いだけでなく、iTunesといったサービスプラットフォームと連携して音楽や映画などのコンテンツ購入がスムーズにでき、そのうえ自分の気に入ったCDから取り込んだ音楽の整理もできる。
要するに自分のしたいほとんど全てのことが手元のiPhoneからできるようなUXになっているのだ。

iPhoneやiTunesはほんの1つの事例にすぎない。
日常生活に存在する優れたUXのおかげで私たちの生活は10年前、20年前より明らかに便利になっている。

生活者は全ての製品やサービスに良いユーザー体験、UXを求めている。だとすると製品やサービスに関わる多くのビジネスマンはUXに適応した仕事の仕方、あるいはUXをより良くするヒントやノウハウを意識し、蓄積していかなければならないだろう。
そのことを、何よりも生活者自身である私たちビジネスマンは良く分かっているはずなのだ。ただ、良く分かっているからできるわけではない。むしろ良く分かっているからできないことも多いのが現実だ。

このコラム「UXという、当たり前の革命」では、日頃のビジネスに役立つと思われるUX的思考から、企業戦略まで考えるキッカケを提供していきたい。

プロフィール

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    水川 毅
    株式会社電通 Web&システム・ソリューション局 UXデザイン部

    1966年生まれ。コピーライターからキャリアを始め、CMプランナー、営業を経験。98年からインターネットビジネスに携わるが主にWEBディレクターとしてカンヌなど国内外の広告賞を50件以上受賞。2005年以降は電通の新規事業や、クライアントや、パートナー企業との事業の立ち上げを担当し、iPhoneアプリから事業プラットフォームまでを新たなビジネスモデルを作り出す。 共著に『企業のためのスマホ戦略羅針盤』。

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